タランティーノの新作にバート・レイノルズ出演か シャロン・テートさん殺害事件描く
映画『パルプ・フィクション』や『キル・ビル』シリーズのクエンティン・タランティーノ監督が手掛ける新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題) / Once Upon a Time in Hollywood』で、バート・レイノルズが出演交渉に入ったとDeadlineほか複数メディアが報じている。
【写真】豪華キャストの監督を務めるクエンティン・タランティーノ
同作は1969年のロサンゼルスを舞台に、女優でロマン・ポランスキー監督の妻であったシャロン・テートさんがカルト集団によって殺害された衝撃の事件を題材にしたもの。
キャストでは、レオナルド・ディカプリオが、西部劇で人気だった俳優リック・ダルトン役、ブラッド・ピットがそのリックのスタントダブルを務めていたクリフ・ブース役、さらに『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のマーゴット・ロビーがシャロンさん役を務めることになっている。そしてこの度新たに、『ロンゲスト・ヤード』『ブギーナイツ』などのバート・レイノルズが、ロサンゼルスに西部劇映画用の牧場を所有していたジョージ・スパーン役で出演交渉に入った。その他に、タランティーノ作品の常連、ティム・ロス、マイケル・マドセン、カート・ラッセルなども、小さな役で初期の出演交渉中だ。
ちなみにチャールズ・マンソンは、シャロン・テート殺害事件が起きる数か月前から、自身の信者の女性をジョージ・スパーンと寝かせ、自身と信者を彼の牧場に住まわせることを納得させていた。
これまでタランティーノ監督は、ジョン・トラヴォルタ、パム・グリア、ロバート・フォスターなどの1970年代に活躍していた俳優陣を復活させた経緯がある。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)