太賀、山田孝之にハグ!筋肉キャラで新境地
山田孝之と長澤まさみがダブル主演を務めた映画『50回目のファーストキス』で若手演技派俳優の太賀が新境地ともいえる演技に挑戦している。『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などの福田雄一監督がメガホンを取った本作で太賀は、気づけば筋トレばかりやっているという個性的なキャラクターを演じている。
2004年製作のアダム・サンドラー、ドリュー・バリモア共演作『50回目のファースト・キス』を原案としている本作。新しい記憶を一夜で失ってしまう美女・瑠衣(長澤)と、彼女に心を奪われて何回もアプローチする大輔(山田)の姿を描いている。「勇者ヨシヒコ」シリーズなどコミカルな作品をこれまで数多く手がけてきた福田監督が初めて王道ラブストーリーに挑んだ。
太賀が担当したのは瑠衣の弟・慎太郎役。慎太郎は、家族での団らんの時間などに気が付くと筋トレばかりをやり、ことあるごとに父親の健太(佐藤二朗)にビンタをされてしまうそう。さらに慎太郎は、大輔に対して本気かネタかわからない熱い視線を送り続けるという役どころで、この度公開された場面写真でも大輔に熱いハグをかましている。
元々、慎太郎は姉を支える真面目な役柄だったのだが、クランクインしてすぐ、父親役の佐藤とのアドリブのかけ合いを見た福田監督が設定を変更し、個性的なキャラが誕生した。気合が入りすぎてファーストカットで声を枯らしてしまうなど振り切った演技を見せた太賀に、福田作品に欠かせない俳優である佐藤からは「福田組にニューカマーがやってきたな! ようこそ!」という声がかけられたという。(編集部・海江田宗)
映画『50回目のファーストキス』は6月1日より全国公開