『パシフィック・リム』1作目、金ローで今夜!監督のこだわりに注目!
映画『パシフィック・リム』が11日、「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送される。今年『シェイプ・オブ・ウォーター』でオスカーを受賞したギレルモ・デル・トロ監督が『パシリム』で見せたアツいこだわりをあらためて振り返ってみる。
世界各国の都市を破壊する未知の巨大生命体“KAIJU”と、人型巨大兵器イェーガーの戦いを描く本作。KAIJUの襲来によって人類は危機的状況に追いやられていたが、イェーガーの開発に成功した人類の反撃が始まろうとしていた……。
本作のみどころは、なんといってもイェーガーとKAIJUのアツすぎる戦いの数々。日本のアニメや特撮モノのファンということを公言しているデル・トロ監督は、リアリティーを追求した。イェーガーのパイロットたちが本当に戦っているように見せるため、イェーガーの頭部の美術セットを制作。4階建てビルに相当する高さの頭部兼コックピットのセットに、俳優たちが実際に乗り込んで演技をしたという。
また、イェーガーやKAIJUたちをかっこよく映すために、デザインにも監督のこだわりが詰まっていた。KAIJUとの戦いは夜の街や海で行われることが多く、メタリックな質感のイェーガーが黒光りすることで機体がより魅力的に。一方のKAIJUも、蛍光色の液体が身体や口から飛び出て、暗闇で光ることで不気味さを際立たせている。雨が降る中での戦いでは、イェーガーとKAIJUがぶつかり合い、ものすごい水しぶきが飛ぶなど戦いの激しさを表現している。
同作は、パイロット志望のマコ役に菊地凛子がふんしており、マコの幼少期を芦田愛菜が演じたことも話題になった。ほかにも、『007』のジェームズ・ボンド役の候補として報じられたこともあるイドリス・エルバ、『キング・アーサー』に主演したチャーリー・ハナムなどが出演し、作品に華を添えている。
世界中でヒットした本作。4月には続編の『パシフィック・リム:アップライジング』が公開され、菊地はマコ役を続投。主演は、『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ボイエガが務め、日本からは俳優の新田真剣佑が日本人パイロットのリョーイチとして登場している。(編集部・梅山富美子)