ニコラス・ケイジ主演×園子温監督ハリウッドデビュー作は「映画史の玉手箱」<コメント全文>
園子温監督初の英語作品となるハリウッド映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(原題)/ Prisoners of the Ghostland』で、『ナショナル・トレジャー』『ゴーストライダー』などのニコラス・ケイジが主演を務めると、米制作会社XYZ Films が発表した。園監督は「この映画はハリウッドにおけるデビューだけでなく、私のキャリアにおいても過去最高の映画になることを約束します」と意気込みのコメントを寄せている。
『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などで海外でもその手腕を評価されている園監督のハリウッドデビュー作となる本作。園監督はハリウッドが大きく期待する才能ということで、ケイジは本作のオファーを快諾したそう。そんな本作のストーリーは、極悪犯罪者であるヒーロー(ニコラス)が、超自然的な暗黒空間に姿を消した少女を救出すべく送り込まれるというもので、終末的なアクションホラー作品になるとのこと。
園監督は今回の発表に際し、「(ハリウッドで)最初の一本でニコラス・ケイジさんとともに仕事できるという事は私にとって最高に幸せです」と喜び、「この映画は映画史のあらゆる記憶を詰め込んだ玉手箱みたいなものになる。この映画は、私が子供の頃に見たアメリカンニューシネマ、カーアクション映画、セルジオ・レオーネ監督のようなスパゲッティーウエスタン、ホドロフスキー監督やフェリーニ監督のようなシュールリアリズム 映画、1960年代のホラー映画たち、日本のサムライ時代劇まで、あらゆるジャンルの要素が詰まっている」と映画愛ほとばしる気合いを見せた。
プロデューサーには、ELEVEN ARTS のコウ・モリ(『太秦ライムライト』)、Untitled Entertainment のローラ・リスター(『ラヴレース』)、XYZ Films のネイト・ボロティン(『モンスター 変身する美女』)、Black Light District Entertainment のレザ・セィクソ・サファリ(『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』)が名を連ねている。(編集部・石神恵美子、倉本拓弥)
<園子温監督のコメント全文>
これは私の初めてのハリウッド映画です。私は最高にエキサイティングな気持ちで、映画の準備をしていますが、その最初の一本でニコラス・ケイジさんとともに仕事できるという事は私にとって最高に幸せです。この映画はハリウッドにおけるデビューだけでなく、私のキャリアにおいても過去最高の映画になることを約束します。この映画は映画史のあらゆる記憶を詰め込んだ玉手箱みたいなものになる。だからジャンルは全て横断するでしょう。この映画は、私が子供の頃に見たアメリカンニューシネマ、カーアクション映画、セルジオ・レオーネ監督のようなスパゲッティーウエスタン、ホドロフスキー監督やフェリーニ監督のようなシュールリアリズム 映画、1960年代のホラー映画たち、日本のサムライ時代劇まで、あらゆるジャンルの要素が詰まっている。
園子温