岩田剛典、『Vision』新予告で涙…河瀬直美の新作で多彩な表情
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『殯(もがり)の森』など海外でも高い評価を受ける河瀬直美監督が、『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した仏女優ジュリエット・ビノシュと、永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画『Vision』(6月8日公開)の新予告が公開。本作で河瀬組初参加し、謎めいた青年・鈴(りん)にふんした三代目 J Soul Brothers/EXILE・岩田剛典の笑顔から涙まで、多彩な表情が見られる。
現在放送中の主演テレビドラマ「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系)も話題の岩田。ドラマでは、破産寸前の元老舗ホテルの立て直しを図る超ポジティブ思考の副支配人をはつらつと好演する岩田だが、河瀬組の新作『Vision』では、主人公の山守・智(永瀬)が森で出会う青年にふんし、ガラリと異なる雰囲気、顔を披露する。
新たに公開された予告編第2弾は、世界的ジャズピアニストの小曽根真の柔らかなピアノの音色をBGMにスタート。薄暗いトンネルの中を歩く女アキ(夏木マリ)、幻の薬草“Vision”を探しに森を訪れたジャンヌ(ビノシュ)と智の交流、そして智と鈴の出会い。鈴が智とともに楽しそうに料理をする様子のほか、“がんちゃんスマイル”も! 一転して、哀し気な表情で涙を流す姿もあり、河瀬組で開花した新たな魅力の片りんを感じさせる。
先ごろ行われた完成披露会見では、三代目のメンバーたちに「本当に森の人になってる」と心配されたことを明かした岩田。クランクイン前に森の納屋で寝起きし、朝起きたら顔に虫がついているような生活をしていたことなど、山の男になり切るための撮影の裏側も話しており、その成果に期待が高まる。(編集部・石井百合子)