黒木華が茶道に四苦八苦!人気エッセイ原作『日日是好日』10.13公開
25年にわたって通った茶道教室の日々をつづった森下典子の人気エッセイを、黒木華主演で映画化する『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』の初日が10月13日に決定し、併せて特報が公開となった。本作は、共演に樹木希林、多部未華子、監督・脚本に『光』『まほろ駅前』シリーズなどの大森立嗣を迎え、茶道の世界をユーモラスな描写を交えて描くもの。特報では黒木ふんするヒロインが茶道の稽古に四苦八苦する様子が収められている。
エッセイストの森下による「日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー」を原作とする本作。母の勧めで20歳から茶道を始めた主人公の典子に黒木、茶道教室の武田先生に樹木、典子のいとこで共に茶道に勤しむ美智子に多部がふんする。黒木は『未来のミライ』(※声の出演)『散り椿』『ビブリア古書堂の事件手帖』、樹木は『モリのいる場所』(上映中)『万引き家族』、多部は『トラさん』『アイネクライネナハトムジーク』といずれも新作映画の公開が相次ぐ実力派だ。
特報映像は茶道の稽古シーンからスタート。先生に習うも「これって、何やってるんですか……?」と戸惑っているように、典子にとっては茶道の所作一つ一つが謎。「重たいものは軽々と、軽いものは重々しく」「畳一畳を六歩で歩きます」といった先生の教えからも、茶道の奥深さがうかがえる。
「ボチャン!」と大きな音をたてたり、立ち上がるときに「よいしょ」と声を出したりしてはダメ出しされる、茶道初心者のぎこちなさを体現した黒木の名コメディエンヌぶりにほっこり。一方、「お茶って、まそういうものなのよ」と優雅に笑う先生役の樹木にはさすがの貫禄が漂う。
ちなみに、樹木も黒木も茶道は未経験で、多部も幼少期に多少の経験があるのみ。撮影前に茶道を習得して、本作に臨んだという。(編集部・石井百合子)
映画『日日是好日』は10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国公開