長澤まさみ、山田孝之が面白すぎて苦労
女優の長澤まさみが22日、都内で行われた映画『50回目のファーストキス』レッドカーペットセレモニーに山田孝之と登壇し、山田の面白すぎる妙演にノックアウト寸前だったことを明かした。この日はムロツヨシ、佐藤二朗、勝矢、太賀、山崎紘菜も来場した。
福田雄一監督が手がける本作は、アダム・サンドラー、ドリュー・バリモア共演作『50回目のファースト・キス』(2004)を原案としたラブストーリー。新しい記憶が一夜で消えてしまう瑠衣(長澤)と、彼女に心奪われて何回もアプローチする大輔(山田)の純愛を描く。
撮影を振り返り、福田組常連の山田は「いつも通り楽しかったです」とコメント。一方の長澤は「福田組とは『銀魂』で少しだけご一緒させていただいたんですが、ちゃんと入るのは初めてだった」そうで、「穏やかで楽しい感じなんですけど、一発本番が多いので気が抜けないピリッとした現場でした」と、このようなイベントで目にするちゃめっ気たっぷりな福田監督からは想像できない現場だったことを報告した。
また、印象的なシーンを尋ねられると、「山田さんのシーンはどれもおかしくて、その中のお気に入り」として、「毎日どうにかして瑠衣を口説こうとするシーンの一つで、(大輔の)車のバッテリーが上がっちゃって『どうしたの?』ってわたしが聞いたときに、山田くんがボンネットを上げてエンジンを動かそうと触っているうちに感電しちゃうみたいな(シーン)」を挙げた長澤。
その理由は、山田が「本当に面白すぎて負けると思った」からだという。同シーンで長澤は悲鳴をあげて怖がらなければいけなかったのだが、「どうしよう笑っちゃうかも……負ける……と思いながら、なんとか持ちこたえました」と苦労を打ち明けた。そして、「福田組っぽいし、山田くんっぽい。福田組に混ぜてもらったと感じるシーンでした」と充実した表情をのぞかせていた。(取材:錦怜那)
映画『50回目のファーストキス』は6月1日より全国公開