和田アキ子、西城秀樹さん追悼「ずっと秀樹の顔が」
16日に急性心不全のため亡くなった西城秀樹さんの訃報を受け、歌手・タレントの和田アキ子が17日にファクスで追悼コメントを発表した。西城さんは、和田が1973年に出演した映画『としごろ』にも出演。ファクスには、互いに人気歌手として長年にわたってテレビ番組などで共演してきた、西城さんとの最後に会った日の思い出がつづられている。
また芸能界では、突然の訃報に対して、数多くの芸能人がブログやSNSで悲しみをつづるなど衝撃が広がっている。
<和田アキ子のコメント全文>
昔、歌番組や色々な番組で一緒でした。
秀樹と最後に会ったのは5年前、私が司会をした特番にゲストに来てくれた時です。その日は季節外れの大雪で都内は大混乱。高速道路は大渋滞で全く動かない状況でした。収録を中止しようかという話も出ましたが、秀樹がスタジオに向かっていると聞いたのでずっと待っていました。
4時間後、ちょっと疲れた感じでスタジオに到着した秀樹は、
「アコさんの番組だから、絶対に行かなきゃいけないと思って来たよ」と言ってくれました。寒い中、狭い車に4時間以上。とても辛かったのに無理して来てくれたのだと思います。
「体調大丈夫?」って聞いたら
「ちょっと足が痺れちゃった」と笑っていました。
その番組で、懸命にリハビリに励む様子や必死にステージに向かう姿、そして昔と変わらずに歌う秀樹を見て、とても感動し、私も勇気をもらいました。
秀樹の訃報は今日 コンサートのリハーサル中に聞きました。
リハーサルをしながら、ずっと秀樹の顔が思い浮かんでいました。
心よりご冥福をお祈り致します。