トランスフォーマー新作、全米公開予定が白紙に
人気SFアクション『トランスフォーマー』シリーズ最新作の全米公開予定日が、当初の2019年6月28日から無期限延期となり、配給・製作の米パラマウント・ピクチャーズが実質的に白紙としたことを、Colliderほか各メディアが報じている。
車や戦闘機など、あらゆる物体に変形する金属生命体トランスフォーマーと人間との攻防を描いた本シリーズ。“ハリウッドの破壊王”とも呼ばれているマイケル・ベイが監督を務め、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮で参加しており、過去5作品が製作された。
公開が白紙となったのは、シリーズ第5作『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)の続編。『最後の騎士王』は全米累計興行収入が約1億3,000万ドル(約143億円)となっており、シリーズ最低の数字を記録。その年の最低映画を選ぶアメリカの映画賞・ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)に最多9部門ノミネートされてしまった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
ベイ監督の次回作として、『デッドプール』のライアン・レイノルズが出演交渉に入っているNetflix映画『シックス・アンダーグラウンド(原題)/ Six Underground 』の監督が挙がっている。また、本シリーズの監督を第5作をもって退くことを明言しており、5作品全てを手掛けた彼が続役しないのであればシリーズ続行は難しいといえるだろう。
なお、本シリーズのスピンオフとなる『バンブルビー(原題)』は当初の通り2018年12月21日全米公開予定となっている。1980年代を舞台に、シリーズの人気キャラクターであるバンブルビーの活躍を描く作品となり、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のトラヴィス・ナイトが監督を務める。(編集部:倉本拓弥)