樹木希林『モリのいる場所』イベントで名古屋に
19日より公開されている映画『モリのいる場所』の大ヒット御礼舞台あいさつが26日に名古屋で行われ、女優の樹木希林が出席。4月にロサンゼルス、5月にカンヌと多忙をきわめる樹木だが、快調なトークで会場を盛り上げた。
同作は名優・山崎努が主演を務め、『横道世之介』などの沖田修一監督と『キツツキと雨』以来のタッグを組んだ作品。亡くなるまでのおよそ30年にわたって庭の動植物を観察して描き続けた洋画家・熊谷守一をモデルに、晩年のある夏の1日を描いている。樹木のほか、加瀬亮、吉村界人、光石研らも出演している。
名古屋ミッドランドスクエアシネマで開催されたイベントで樹木は「(今作で)夫に嫌な思いをさせない、嫌なことをさせないという夫婦円満の秘訣を学びました」と紹介。そして「娘に『お母さんは逆のこと、夫をぺちゃんこにしている』って言われます」と夫でロック歌手の内田裕也との関係性について明かす一幕もあった。
この日は都内にあるシネ・リーブル池袋でもイベントが行われて山崎が登壇。本作の好きなところについて「希林さんをはじめ共演者の皆がとても良い演技をしていて、同時に庭や美術に手を入れて作ったあの庭に僕はしびれました」とコメントしていた。(編集部・海江田宗)