「おっさんずラブ」クランクアップ!田中圭が号泣&熱烈ハグ
田中圭、吉田鋼太郎らが出演する“おっさん”同士の純愛を描くドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の撮影が無事、クランクアップを迎えた。田中は吉田に花束を贈る際に号泣し、熱い抱擁を交わす一幕もあった。
同作は、女好きだがモテない33歳のサラリーマン・春田創一(田中)が、ピュアな乙女心を秘めた上司・黒澤武蔵(吉田)と、ルームメイトでドSなイケメン後輩の牧凌太(林遣都)の板挟みにあう純愛ドラマ。コミカルな作風でありながら恋愛の王道シチュエーションが随所に盛り込まれており、放送ごとにSNSを中心に盛り上がりを見せた。
最初にクランクアップを迎えたのは“ヒロイン”吉田、眞島秀和、金子大地、伊藤修子ら「天空不動産」のメンバー。吉田に花束を贈る際には、田中が堪えきれずに号泣し、思わずキャストやスタッフたちがもらい泣きする一幕も。田中は「オールアップで泣いたのは『WATER BOYS』(2003)以来。しかも、人のクランクアップで泣いたのは初めて……」と語り、作品への思い入れの深さを感じさせた。
吉田は、そんな田中を劇中同様に柔和な笑顔で包容力たっぷりに眺め、抱擁を交わすと「ヒロイン役ということで最初は、非常に責任重大だと思いました。僕が何か間違った演技をしてしまうと、とんでもなく変なドラマになる可能性があるな、と感じたからです。でも実際に撮影が始まったら、圭を愛していれば問題ない、と気づいた! 家で考えてきた演技プランも、この現場に来るとほぼ通用せず、ただただ圭に引き出してもらった芝居をずっとやっていたような気がします」と熱い思いをぶちまけた。
遅れてクランクアップを迎えた林は「圭くんと出会えて本当によかった」と、本作のキャッチコピー「君に会えてよかった」と重なる言葉で感謝の思いを口にすると、涙をこらえきれず言葉を詰まらせた。それから「休みの日もなるべく一緒に過ごすようにしました。だからこそ、役にちゃんと気持ちを入れることができました。感謝、感謝……本当に感謝しています」と言葉を絞り出した。
その数時間後にクランクアップした田中は、「すごく、すごく幸せな環境でお芝居をさせていただいているな、と毎日感謝しながら過ごすことができました」と振り返り、「『何かもう一歩踏み込んだ作品をやりたいな』と感じていた矢先に、この作品と出会い、『ここで自分がやりたいものをやれたらいいな』という思いで撮影に入りました」と役者としての思いを口にした。そして「みんなのことが好きすぎて、みんなが優秀すぎて……! こんな現場に本当に感謝しかありません。みんな大好きです!」と思いを爆発させた。
最終回は、春田と黒澤がなぜか同棲生活を送っている1年後が舞台。ある日、本社から黒澤のもとに上海の新規プロジェクトのメンバーに春田を指名したいという打診が舞い込む。転勤を決意する春田だったが、直後にフラッシュモブで黒澤から驚きのプロポーズが……。そんな春田の頭には「結婚って何!?」という疑問が湧きあがり、彼を取り巻く人々の胸中にもさまざまな思いが交錯し始める。33歳のダメ男・春田が、前代未聞のモテ期を経て最終的に決断を下すことになる。(編集部・大内啓輔)
ドラマ「おっさんずラブ」最終話はテレビ朝日系にて6月2日23時15分~0時5分放送