長瀬智也“中小企業の町”でネジ対決!『空飛ぶタイヤ』
俳優・長瀬智也と本木克英監督が、1日に大阪ステーションシネマで行われた映画『空飛ぶタイヤ』の大阪プレミア試写会に出席、“中小企業の町”東大阪市のねじのプロフェッショナルと対決を繰り広げた。
人気ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」の原作者として知られる池井戸潤のベストセラー小説を実写映画化した『空飛ぶタイヤ』は、トレーラーの脱輪事故で整備不良を疑われた中小企業の運送会社社長・赤松(長瀬)が、無実を証明するために製造元の自動車会社の不正を暴く闘いに挑むさまを描いた作品。
この日が「ねじの日」であったことから、ねじの生産量日本一であり、“モノづくりのまち”として知られる東大阪市で開催された同イベント。長瀬は、ディーン・フジオカや高橋一生といった同世代の俳優との共演に話が及ぶと、「ワクワクしたし、元気をもらいましたね。やっぱり同世代なんで、“俺も頑張ろう”という気持ちになれる」と振り返った。
そして、「ねじの日」にちなんで、応援に駆け付けた東大阪市の中小企業のねじのプロフェッショナルと『空飛ぶタイヤ』チームで“ねじビルド対決”が行われることに。さまざまな種類のねじを1分間でどれだけ高く積めるかを競う同対決は、ねじ業界では実際に流行っているゲームとのことで、慣れた手つきで積み上げた東大阪チームが見事勝利。惜しくも負けてしまった長瀬は、「東大阪には『空飛ぶタイヤ』に出てくるような中小企業がたくさんあるんでしょうね。ねじビルド、練習しておきます! 次は負けません!」と語り、会場を笑いに包んだ。
イベントの最後には、本木監督が「大阪ならではの楽しい舞台挨拶でした! 1つ言い忘れていましたが、主題歌はサザンオールスターズです! 公開日に配信もされますが、ぜひ主題歌も楽しんでいただければと思います」とアピール。
さらに、「今の現代社会で起こりうるストーリーだと思います。どんな方たちにも共感できるようなエピソードでもあります」と語った長瀬が、「社会で闘っている方達、それから、これから社会に向かう若者たちにも、ぜひ見ていただきたいと思います。そして池井戸作品の醍醐味を感じていただければと思います」と呼びかけると、その力強い言葉に観客から大きな拍手がわき起こっていた。(編集部・吉田唯)
映画『空飛ぶタイヤ』は6月15日より公開