実写『響』に小栗旬が出演!平手友梨奈の劇中ビジュアルも公開
欅坂46の平手友梨奈が主演を務める映画『響-HIBIKI-』の追加キャストが5日に発表され、俳優の小栗旬が出演していることが明らかになった。また、劇中の平手と小栗の姿を捉えた劇中ビジュアルも公開された。
本作は、2017年のマンガ大賞1位に輝いた柳本光晴の人気マンガ「響~小説家になる方法~」の実写化作品。突如として文壇に現れた、15歳の天才女子高生・鮎喰響(あくい・ひびき)の存在を軸に、周囲に人々の心の葛藤(かっとう)を描き出す。
小栗は、芥川賞を目指す小説家・山本春平役で出演。芥川賞に過去3度ノミネートされるも受賞を逃し、苦しい生活を送りながら4度目の候補入りに執念を燃して執筆にはげむなかで、響と対峙(たいじ)する役どころとなる。
メガホンを取る月川翔監督とは、昨年大ヒットを記録した『君の膵臓をたべたい』(2017)に続くタッグ。映画初出演となる響役の平手とは、当然ながら初共演となり、小栗は「響という役柄があると思いますが、思っていたよりも、すごく“普通”な感じがしました。色々なものを背負いながら頑張っている方だと思うので、それが響という役にマッチして、肝の据わっている10代だなと思いました」とその才能を評価している。
4月下旬から始まった撮影は、6月1日にクランクアップ。平手は、「クランクイン前は、初めての映画ということで、『無事に終われるか』という不安もありました。でも、共演者やスタッフの方が“鮎喰響”として接してくれたこともあり、お芝居をしているという感覚があまりなく、普通でいられました」と周囲に感謝しながら「この作品を観て、どう感じるかは人それぞれになると思いますが、小学生から大人まで多くの方に楽しんでいただける作品になったと思います」と自信をのぞかせている。
また月川監督は、大役をやり遂げた主演女優に対して「響役に期待していた最高到達点に辿り着いてくれました。いざ始まってみると、平手友梨奈は響で居ることのほうが自然体に見えるほどで、驚きの速度で成長し、あっという間に魅了されてしまった。現場で僕に迷いが生じたときにも、響ならきっとこうする、とアイデアを提案してきてくれたり。たくさん救ってもらいました。クランクアップの日、別れ際にポツリと『……まだ響でいたい』とつぶやく平手さんをみて、この時期にしか撮れない大切な瞬間を映画に残せたんだなぁという感慨が湧き、胸がいっぱいになりました」と語っている。
本作にはそのほか、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生らが出演。9月14日の全国公開を予定している。(編集部・入倉功一)