榮倉奈々“死んだふり”の裏側!『妻ふり』メイキング映像
榮倉奈々と安田顕が夫婦を演じた映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(6月8日公開)からメイキング映像が公開された。映像では、榮倉演じる妻が死んだふりをする場面の撮影風景が捉えられている。
安田顕、榮倉奈々に冷静にツッコミ『妻ふり』メイキング映像【動画】
本作は、「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」を基にしたコミックエッセイを映画化したハートフルコメディー。冷静な夫のじゅん(安田)と、帰宅した彼を死んだふりで出迎える妻のちえ(榮倉)が、型破りなコミュニケーションを経て、“本当の夫婦”になるための答えを見つけ出していく姿が描き出される。監督は『デトロイト・メタル・シティ』などの李闘士男。
公開されたメイキング映像は、2種類の“死んだふり”の撮影現場を収めたもの。本編で最初に登場するケチャップの血糊を付けたちえが倒れている死んだふりでは、和やかな雰囲気で榮倉の倒れ方や顔の向きについて話し合っている監督と夫婦役の2人が捉えられている。監督が的確な指示を下してスムーズに撮影が進んでいくなか、劇中の夫さながらに冷静な安田が、榮倉に「(うつ伏せだと血糊で)家が汚れちゃうよ」と指摘して笑いを誘う一幕も。
続いて、本作のキーアイテムであるワニに食べられる場面の撮影では、ワニの人形の口に頭を入れた榮倉を、安田が心配そうな表情で見守る姿が印象的だ。そんな安田は思わず「こんな愛情、受けてみたいよね」とぼそり。その後のリハーサルでは、安田が榮倉の頭をワニの口から引っ張り出し、「奇跡の生還だね……」と優しく口にするところでカットの声がかかる。引っ張り出された後も榮倉が「これはこれでいいのかな?」と質問しているところも映し出され、こだわりの“死んだふり”が出来上がっていく様子を見ることができる。安田の演技に入る際のモードの切り替えにも注目だ。
劇中に登場する15パターンもの“死んだふり”の場面は5日間で撮影されたといい、榮倉自身も「なんの映画を撮っているのか(笑)」と思ったそうで、「“死んだふり”の撮影は早く終わらないかなと思うほど本当に大変でした」と笑いながら振り返る。一方の安田は、妻の死んだふりにリアクションする部分で、榮倉が別シーンの撮影で不在のこともあったそうで「本人が目の前にいないし、大変でした」と苦笑。そんな苦労も重ねた撮影だが、安田は「“死んだふり”の後の2人のシーンの撮影が楽しかった」としみじみと感想を口にした。(編集部・大内啓輔)
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は6月8日より公開