舞台の貴公子・柿澤勇人『猫は抱くもの』での沢尻エリカとキスシーンを振り返る
元劇団四季で“舞台の貴公子”と呼ばれている俳優・柿澤勇人が24日、109シネマズ二子玉川で行なわれた、映画『猫は抱くもの』公開記念舞台あいさつに出席し、主演を務める沢尻エリカとのキスシーンを振り返った。
本作は、かつてアイドルグループ「サニーズ」のメンバーとして活動していた、地方都市のスーパーで働く33歳の女性・沙織(沢尻)と、彼女の唯一の心の支えであるロシアンブルーのオス猫・良男(吉沢亮)との不可思議な交流を描いた物語。この日は監督の犬童一心と、架空のアイドルグループ・サニーズのメンバーにふんした佐藤乃莉、末永百合恵、林田岬優も出席した。
柿澤は、沙織を翻弄するサニーズのプロデューサーと沙織の上司の2役を務めており、沢尻とのキスシーンにも挑んでいる。これまで数々の舞台を経験している柿澤だが、映像作品でのキスは初めてとのこと。「舞台とは勝手が違うだろうし、どうしたらいいのか、かなり緊張していたのですが、相手は百戦錬磨の沢尻さん。オドオドしているところを見られるのは嫌だったので、ドライ(リハーサル)から、ガッツリとやらせてもらいました」と明かしていた。
サニーズの一員を演じた林田は、劇中で挑戦した、熱湯風呂のシーンを回願。犬童監督が「アイドルなら通る道」と語ると林田は「実は、沢尻さんが『あまりバラエティーに出たことがないから、やってみたい』とノリノリで話していたのですが『あなたには必要ないですから大丈夫です』と止めたんです」と裏話を披露していた。
また、『グーグーだって猫である』シリーズなどでも知られる犬童監督は、昨日から公開された本作を鑑賞に訪れた観客に感謝。「僕は最近、映画公開後すぐに劇場に来る習慣がなくなってしまったのですが、こうして(公開して)すぐに観に来ていただけるのはうれしい。僕もちゃんと公開後すぐに映画館に足を運ぼうと思います」と笑顔で語ると「観た人、一人一人で解釈が変わるような作りにしました。ぜひ、多くの人と語り合ってください」と客席に呼びかけていた。(磯部正和)
映画『猫は抱くもの』は全国公開中