山下健二郎、岩田剛典との奇跡にキュン!『ウタモノガタリ』撮影裏話
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE の山下健二郎が23日、都内で行われた映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』公開記念舞台あいさつに来場。同グループのメンバー・岩田剛典と同じ日に水に潜るシーンを撮影したという裏話を明かした山下は、「こんな奇跡ってあるんだねとキュンとした」と振り返った。
6つの詩から生まれた6つの新たな楽曲の世界観を、気鋭の監督たちがショートフィルムで映像化した短編オムニバス映画プロジェクト「-CINEMA FIGHTERS project-」の第2弾となる本作。この日は同オムニバスの中から、サメの幻影にとらわれた漁師を描き出した『幻光の果て』の山下と加藤雅也、主題歌を担当したDEEP、そして岸本司監督が来場した。
大勢の観客で埋まった会場内を見渡した山下は、「昨日から公開となりました。撮影したのが2月の最初の方だったけども、みんな一生懸命撮った作品が皆さんのところに届くのがうれしい気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情。
本作には、漁師役の山下が、モリを手に海へ飛び込む躍動的なシーンがある。「事前に『少し海に入ったりとか、飛び込むシーンがあるんですが、大丈夫ですか』と聞かれてはいたのですが、まさかモリを持って海にダイブしたり、水中撮影で5メートルの深さで潜ってくださいと言われるなんて思わなかった」と笑ってみせた山下。
潜る前には、ダイバーから20分ほど講習を受け、ボンベをつけて、水抜きを初体験したという。「それをやると聞いたのは撮影の1時間くらい前だったんです。監督のミスなのか、LDH(事務所)のミスなのか分からないですが、勘弁してよと思いました」と撮影に抗議してみせる一幕もあった。
その様子を見ていた加藤は「僕も昔、作品でスキューバをやったことがあって、あの苦しみは知っていたから大変だなと思っていた。しかも初めてなのに潜るなんてすごいな、さすが三代目と思いました」と冗談めかして証言し、会場を盛り上げた。
「(ダイバーから)どれだけしんどくても深く吸って、深く吐いてくださいと。そうしないと過呼吸になってしまうので、それだけ守ってくださいと言われたので、それを信じて潜っていました」という山下。「確かに最初は恐怖心があったんですが、実際に潜って慣れてしまえば、水の中は静かで不思議な世界でしたね」と感じ入ることがあったようだ。それを聞いた岸本監督は「さすが三代目、本当に申し訳ない」と平謝り。そんなやりとりに会場は大いに沸いた。
撮影中は、同じ三代目に所属する岩田と連絡を取り合っていたそうで、「僕がスキューバで潜るシーンを撮影した日に、岩ちゃんも水に潜るシーンを撮影していたんです。岩ちゃんと連絡をとりながら、こんな奇跡ってあるんだねとキュンとした瞬間でした」と明かし、会場を盛り上げた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は全国公開中