ハン・ソロ映画ヒロイン役の心構え エミリア・クラークが語る
映画『スター・ウォーズ』シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロの若き日を描く『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)で、ヒロインのキーラを演じた女優のエミリア・クラークが、偉大なシリーズへの参加に向けた心構えを語った。
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キーラは、ソロの幼なじみにして恋人でもある重要な役どころ。レイア姫や新3部作の主人公レイなど、自立した女性を描いてきた『スター・ウォーズ』への出演についてエミリアは「このシリーズに出演することになった時点で、キーラがパワフルで自立した女性になるだろうってことは、ある意味で予想ができていました」と笑みを浮かべる。「それに、過去のシリーズにおけるハン・ソロも、強い女性を好む傾向にありましたよね。だから、若き日の彼の人生を振り返るうえで、挑戦的でパワフルな女性が登場することは、理にかなっていると思います」
そんな彼女が、本作への出演にあたって心がけたのは、「キーラがいかにして、ファンの愛するハン・ソロの人格形成に影響を与えたのか」を考えることだったという。「どうやって、若き日の彼が、みんなの知っているあのハン・ソロになる手助けするのか、という気持ちでいました。ハンとキーラにとってお互いの関係は、初めての本格的な恋愛だったと思う。そういう相手は、後の人生においても重要な存在になるものです。ただ、(後にソロが恋に落ちる)レイア姫のことは意識しなかったですね。この物語の後でソロが誰と出会うかなんて、キーラには予想できないもの」
そんなエミリアにとってハンは「基本的にはアウトロー(無法者)だけど、金持ちから物を盗んで、貧しい人々に与えるような、気持ちのいい男です」とのこと。「この映画ではそうした、シリーズを観ているだけではわからない、『スター・ウォーズ』のアンダーワールドの住人……ギャングがはびこるような世界を見ることになる。キーラも、そういった世界出身のクールな要素をもったキャラクターなんです」
人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス役を務め、大規模な撮影にも慣れっこというエミリアだが、本作への参加は、やはり別格だった様子。「セットに入って、自分が『スター・ウォーズ』に出ているんだって実感した瞬間はとても素晴らしかった。大規模なセットは『ゲーム・オブ・スローンズ』で慣れていたけど、『スター・ウォーズ』は『スター・ウォーズ』ですもの!」と無邪気な笑顔。同時に観客に向け「この映画を楽しむのに、シリーズの知識は必要ありません。本編の出来事が起きる前のお話ですから。もちろん、観ていればもっと好きになってもらえると思いますけど!」とメッセージを送った。(編集部・入倉功一)