『ジュラシック・ワールド』続編が初登場1位!興収160億円超えのヒット
全米ボックスオフィス考
先週末(6月22日~6月24日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『ジュラシック・ワールド』の続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が興行収入1億4,802万4,610ドル(約163億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
【動画】歴代恐竜勢ぞろい!『ジュラシック・ワールド/炎の王国』予告編
『ジュラシック』シリーズとして14年ぶりの新作となった『ジュラシック・ワールド』(2015)の続編であり、シリーズ通算では5作目にあたる本作。特大ヒットとなった前作のオープニング興収2億880万6,270ドル(約230億円)にはさすがに及ばなかったものの、予想を上回る好成績で『ジュラシック』ブランドの強さを証明した。主演はクリス・プラットで、『怪物はささやく』のスペイン人監督J・A・バヨナがメガホンを取った。すでに第3弾(シリーズ通算第6作)が2021年6月11日に全米公開されることも決まっている。
公開2週目のピクサー映画『インクレディブル・ファミリー』は興収8,034万7,651ドル(約88億3,824万1,610円)でワンランクダウンの2位。アニメーション映画史上ナンバーワンのオープニング興収を記録した勢いをそのままに、累計興収は3億4,979万4,341ドル(約385億円)に達し、公開からわずか10日で『ズートピア』(2016)の最終興収を抜いてしまった。
そのほか特筆すべき点では、子供番組の人気司会者だったフレッド・ロジャースさんのドキュメンタリー『ウォント・ユー・ビー・マイ・ネイバー?(原題)/ Won't You Be My Neighbor?』が公開3週目にして10位にランクインした(19位→15位→10位と推移)。絶賛のレビューが相次いでおり、配給のフォーカス・フィーチャーズはさらなる拡大公開を予定している。監督は、『バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したモーガン・ネヴィルだ。
今週末は、ベニチオ・デル・トロ&ジョシュ・ブローリンが出演するクライムスリラー『ボーダーライン』の続編などが公開される。(編集部・市川遥)
6月22日~6月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
2(1)『インクレディブル・ファミリー』
3(2)『オーシャンズ8』
4(3)『タグ(原題) / Tag』
5(5)『デッドプール2』
6(4)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
7(7)『ヘレディタリー(原題) / Hereditary』
8(6)『スーパーフライ(原題) / Superfly』
9(8)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
10(初)『ウォント・ユー・ビー・マイ・ネイバー?(原題)/ Won't You Be My Neighbor?』