若きハン・ソロ、日本のスター・ウォーズファンからの評価は?
28日、スター・ウォーズシリーズ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(全国公開中)が、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで前夜祭上映された。劇場に集まったシリーズファンの口からは、新たな若きハン・ソロに対して「完全にソロ」「もっと観ていたかった」といった意見が聞かれた。
28歳の俳優オールデン・エアエンライクを主演に迎え、シリーズ屈指の人気キャラクター、ハン・ソロの若き日の冒険を描く本作。これまでソロを演じてきたハリソン・フォードのイメージは絶大だが、上映が終了すると劇場は大きな拍手に包まれ、オールデン版のソロも、観客から肯定的に受け入れられたことをうかがわせた。
もちろん、役者の交代に不安を覚えるファンは多かったようだが、「ハリソンのイメージが強いので不安でしたが、いい意味で裏切られました」「写真で見た時は受け入れられなかったけど、動いている彼を観ていたら、ちゃんとハン・ソロだと思えた」「俳優が変わって心配だったけど、ちゃんとソロでしたね」「最初は違うかなと思っていたのに、彼の仕草などを見ているうち、最終的にソロだと思えました」など、オールデンの演技が心配を吹き飛ばした様子。
特に、ブラスターの構え方など、細かい所作にハン・ソロらしさを感じたファンが多かったようで、ハリソンがやるのが一番という観客からも「違和感はなかった」という声が聞かれた。また「期待していた以上にカッコイイ!」「ハリソンとはまた違うけど、ステキ。もっと堪能していたかった!」など、若きハン・ソロにすっかり魅了された観客も多かったようで、再びオールデンのハン・ソロを観たいかと尋ねると、誰もが「観たい」と即答していた。
作品についても、過去の『スター・ウォーズ』シリーズとのつながりを感じさせる描写が、ファンの心をしっかりとつかんだ様子。「最高。アナザーストーリーはこれからも続けてほしい」「この映画に出てきたキャラクターのスピンオフも観てみたい」など、新たなキャラクターたちのその先を描く物語を求める声も聞かれた。また、本国アメリカの興行的な不振などネガティブな報道を知っているファンも多かったが、「前評判よりぜんぜん面白い。展開もスピーディで引き込まれた」「実はハン・ソロ好きではなかったけど、この作品のおかげで好きになった」「ちゃんと『スター・ウォーズ』をしていて面白い」など、こちらも若きソロ同様、いい意味で観客の予想を裏切ったようだ。
本作は、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズなどの名匠ロン・ハワードを監督に起用。ウーキー族の相棒チューバッカや高速船ミレニアム・ファルコンとの出会いなど、知られざるソロの過去が描かれる。(編集部・入倉功一)