『アントマン&ワスプ』監督が語るアントマンの親しみやすさとは?
マーベルスタジオ最新作『アントマン&ワスプ』のペイトン・リード監督が、本作で描かれるアントマンの親しみやすさについて語った。
マーベル・シネマティック・ユニバースには、さまざまな力を持つヒーローが存在している。そんな中、アントマンとして戦う主人公スコット・ラング(ポール・ラッド)は、バツイチ・無職・前科持ちという、どこか頼りない男性。マーベルヒーロー同士の闘いを描いた映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に登場した際には、他のヒーローに「ファンなんだ」と口にするなど、庶民的な印象が強い。
しかし、そんな頼りなさも彼の魅力のひとつだ。またリード監督は、スコットに愛する娘がいることで、父親として奮闘する彼を見た観客が、より親近感を感じることができると分析。さらに、他の壮大な世界観のマーベル作品とは違い、本作のストーリーが、人々の生活に近しい場所で展開することも親しみやすさの理由のひとつだと語っている。「彼らはリアルな世界の問題を心配している。人生や仕事のバランス、自分の親や子供たちの状態といったね。それは僕にとってとても面白いことだ。そういったことが、アントマンをものすごく親しみやすいヒーローにするんだ」
本作でアントマンは、ワスプ(エヴァンジェリン・リリー)とタッグを組み、謎の敵“ゴースト”に立ち向かっていく。監督が描くスコットの人間ドラマだけでなく、アントマン&ワスプのコンビネーションが生み出すアクションにも注目だ。(編集部:倉本拓弥)
映画『アントマン&ワスプ』は8月31日より全国公開