人気ゲーム「Halo」テレビシリーズ製作が正式スタート!
人気ビデオゲーム「Halo」の実写版テレビシリーズが、本格的に制作されることが発表された。Xbox Wire によると「ツイン・ピークス The Return」「Lの世界」などの米ケーブルチャンネルShowtimeが、全10エピソード分の制作をオーダーしたという。
「Halo」はマイクロソフトが展開するゲーム機Xbox用の大ヒットゲーム。超兵士を生み出す“スパルタン”計画によって誕生した兵士マスターチーフが、人類の殲滅を目論む異星人連合コヴナントと、激しい戦いを繰り広げる。
ドラマ化の企画自体は2013年に発表されており、約5年を経てようやくゴーサインが出た形だ。制作は、Showtimeとゲームの開発を手掛ける 343 INDUSTRIES、スティーヴン・スピルバーグ監督が率いる Amblin Television が担当。複数のエピソードを『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のルパート・ワイアットが監督するという。製作総指揮と脚本を務めるのはカイル・キレン。2019年に撮影をスタートする。
Showtime のCEOを務めるデヴィッド・ネヴィンズは、「Haloは最も野心的なシリーズのひとつであり、何年も視聴者の期待に応えるものになるでしょう」とコメント。343 INDUSTRIES でシリーズに携わるキキ・ウルフキルも、「Haloのテレビシリーズは、ファンの皆さんにとって、新しくエキサイティングなHaloユニバースへの入り口となるでしょう。続報を発表するのが待ちきれません」と期待をかけている。
ゲームは、主人公の視点で進行するFPS(ファースト・パーソン・シューター)で、2001年にシリーズ1作目「Halo: Combat Evolved」(開発元:Bungie)が、Xbox用タイトルとして発売。その後も数多くのシリーズが展開され、ゲームとしてはもちろん、SF作品としても高く評価されており、2005年には『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンによる映画化企画も立ち上がったが、後に頓挫。ちなみに、その時の監督候補としてニール・ブロムカンプが見出され、後の『第9地区』(2010)制作につながったという経緯がある。(編集部・入倉功一)