ゴーオンジャー勢ぞろい!ファンから「おかえり!」の大合唱
2008年から2009年にかけて放送されたスーパー戦隊シリーズが復活を遂げたVシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』(7月21日公開)の完成披露上映会&舞台あいさつが15日に都内で行われ、古原靖久、片岡信和、逢沢りな、碓井将大、海老澤健次、徳山秀典、杉本有美、及川奈央らメインキャストが集結。ファンからの「おかえり!」というマッハ全開な熱い声が会場に響き渡った。
ゴーオンジャーのフルメンバー7人と、害水大臣ケガレシア役の及川が会場に登場し、「ただいま!」と呼びかけると、会場からは割れんばかりの「おかえり!」の声が。さらに古原が、映画を観たばかりの観客に「みんな、映画どうだった?」と尋ねると、「最高!」という声とともに大きな拍手が会場を包み込んだ。
久々の復活となった本作について「確実にあったのは、みんなのやりたいという意志でした」と語る古原が、「2016年、17年ごろからそわそわしはじめていました」と続けると会場は大笑い。さらに「みんなもそうだよね!」と呼びかけると、会場は大歓声。その様子を見た古原は「みんなのやりたい気持ちと、あとはみなさんの声のおかげで今回成り立つことができました。ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べた。
10年前はフィルム撮影だったというゴーオンジャーも、今回はデジタル撮影に移行。古原も「フィルム撮影の時は(オールアフレコだったため、ブームマイクを持つ)音声さんがいなかった。今回の撮影で判明したのはこのジャケットがシャカシャカ鳴るということ。オールアフレコじゃないのはちょっと寂しいかな」と時代の移り変わりを感じている様子。杉本も「今回はマイクもつけなかった。新しいゴーオンジャーを撮っているなという意識がありましたね」とコメントした。
そんな大盛り上がりの舞台あいさつもいよいよ終盤。「みんな今日は来てくれてありがとうございました。俺たちが『10 YEARS』で集まることができているのも、みなさんの応援のおかげです。みんなが応援してくれなかったら俺たちはここにいない。本当にみんなが応援してくれたから。そして俺たちがゴーオンジャーとして帰ってきたいという思いにみんながさせてくれたから、今俺たちはここにいます。これからもみんな見守ってください。応援してください」と古原があいさつ。会場は再び大歓声に包まれた。
公害をまき散らす蛮機族ガイアークから人間たちの世界を守るべく立ち向かう7人の若者たちを描き出した特撮ドラマ「炎神戦隊ゴーオンジャー」の10年後を描き出した本作。“鎖国バリア”“戦隊活動禁止法”が施行された世界を舞台に、謎の少年を守ることとなったゴーオンジャーの活躍を描き出す。『10 YEARS』シリーズとしては、ハリケンジャー、デカレンジャーに続く3作目となる。(取材・文:壬生智裕)