トム・クルーズ、撮影で負ったケガは全治9か月だった!
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の来日記者会見が18日、ザ・リッツ・カールトン東京で行なわれ、主演のトム・クルーズをはじめ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督が出席。シリーズ最高難度といわれるアクションシーンについて熱い思いを語った。
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実に23回目の来日となったトムは、「家に帰ってきた気がします」と多くの報道陣を前に、満面の笑みを浮かべながら手を振ると、撮影時の足首の骨折について話題が進む。ビルの屋上に飛び移ろうとしたトム演じる主人公イーサンが、壁にぶつかるシーンでのアクシデントに、トムは「すぐに折れた」と確信したという。「病院に行くと、先生は回復まで9か月かかると話していたのですが、僕は6週間で戻りたいんだと伝えたんだ。先生は呆れた顔をしていたけれど、結局6週間で戻ったんだよ」と驚異的な回復で撮影に復帰したことを語った。
骨折箇所は痛むことが多かったそうだが、その後も、ヘリに乗ってのアクロバティックな飛行や、上空約8,000メートルからヘイロージャンプ(軍の潜入作戦のために用いられた降下方法)にチャレンジするなど、尋常ではないアクションシーンをスタントなしで行なったトム。会見の多くの時間を費やし、事細かに撮影でのエピソードを語る姿に、会場からはどよめきやため息に近い声が漏れ聞こえた。
現在56歳のトムに「なぜここまで激しいアクションにチャレンジするのか」という質問が投げかけられると「キャリアを通じて、いつも自分にチャレンジすること、そしてどんな作品でも観客のために全力を尽くすことが自分の主義なんです」と笑顔を見せる。マッカリー監督は「トムほど一生懸命で全力投球する人に出会ったことがない。彼の作品に対する献身的な姿勢はほかの人にも感染します」とヘンリーやサイモンにも良い影響を与えていることを明かした。
ヘンリーは、バスルームのシーンでトムと激しいバトルを繰り広げるが「彼とのシーンはいつも僕は涙目だったよ」とちゃめっ気たっぷりに語ると「毎晩、寝るときに体の節々が痛くて寝付けなくなるぐらい激しいシーンだった」としみじみ振り返る。さらにヘンリーは、『マン・オブ・スティール』で演じたスーパーマンとのアクションの違いについて「こちらの作品はほぼすべてスタントなしで撮影を行なっているので、とても大変だよ」と発言し、会場を沸かせていた。(磯部正和)
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は8月3日より全国公開