バンブルビー映画は80年代テイスト満載!特別映像がコミコンで上映
現地時間20日、映画『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ『バンブルビー』のパネルディスカッションが、サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル内で行われ、80年代テイスト満載の本編映像が公開された。パネルには、監督のトラヴィス・ナイト、主演のヘイリー・スタインフェルド、共演者のジョン・シナ、ホルヘ・レンデボルグ・Jrが出席した。
1980年代を舞台に、シリーズ屈指の人気を誇る金属生命体バンブルビーと、一人の少女の交流を描く本作。公開された映像では、バンブルビーと敵ロボットとの激しいバトルに加え、古びたビートルに姿を変えたバンブルビーと主人公チャーリーの心温まる出会いが映し出され、過去作とは全く違うテイストの映画になっていることを期待させる。
ナイト監督は、ストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の監督にして、アニメスタジオ・ライカの代表。アカデミー賞にも2度ノミネートされている実力派だ。「80年代に少年時代をすごした僕にとって、トランスフォーマー(の玩具)は魔法のような存在だった。見たことがないものだったんだ」
それだけに公開された映像は、監督の思いを反映したかのような、懐かしさを覚えるテイストが満載。正義の指揮官オプティマス・プライムがホログラムとして登場するシーンでは、彼のボディーのデザインが、80年代のアニメ版「トランスフォーマー」を思わせるものになっており、会場のファンからは歓喜の声が上がった。
また映像には、シャッターとドロップキックという、マッスルカーと飛行形態への三段変形をする悪役も登場。ちなみにファンの間では、すでに公開されている予告編に登場した戦闘機型の敵機が、本編シリーズにも登場したスタースクリームではないかと話題になっていたが、「ファンのみんなをガッカリさせてしまうけど」と前置きしたナイト監督は、その敵が“ブリッツウイング”であると発表。また劇中でトランスフォーマーたちの故郷セイバートロン星が登場することも明かした。
バンブルビーについて「最も人類とのつながりが深いトランスフォーマーで、人間味のあるキャラだ」と語ったナイト監督は、過去の『トランスフォーマー』全く知らなくても楽しめる映画になっていると自信の表情を見せた。
また、ファンとの質疑応答の時間には、英語版のオプティマス声優を務めるピーター・カレンが質問者としてサプライズ登場。「自分が主人公のスピンオフを作ってもらうために、トランスフォーマーたちがするべきことは?」とナイト監督に質問を投げかけ、会場を笑いに包んでいた。(編集部・入倉功一)
映画『バンブルビー』は2019年春全国公開