アンブレイカブル監督&キャストがコミコンに集合!新作『グラス』予告を公開
現地時間20日、映画『シックス・センス』などのM・ナイト・シャマラン監督の新作『グラス(原題) / Glass』のパネルディスカッションがアメリカ・サンディエゴで開催されているコミコン・インターナショナル内で行われ、本作に出演するブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンがシャマラン監督と共に出席した。
列車事故で唯一生き残った男ダン(ブルース)と、彼につきまとう、高い知能と極度にもろい体を持つ男イライジャ(サミュエル)を描いた『アンブレイカブル』(2000)、そして、ジェームズ・マカヴォイが23もの人格を持つ男ケビンを演じた『スプリット』(2017)。『グラス(原題)』では、この2つのシャマラン作品のキャラクターが本格共演を果たす。
予告編では、「自分をスーパーヒーローだと思い込んでいる」という理由で、精神病院のような場所に拘束された、ダンとイライジャ、ケビンが並んで登場。三人それぞれの能力の説明と共に、ダンとケビンのバトル、その裏でグラスが何らかの陰謀の糸をひいていることをうかがわせる映像が展開する。3人が争うのか? 何らかの目的のため協力し合うのか? 常に“衝撃のラスト”を用意するシャマラン監督らしい、結末が全く読めない仕上がりとなっている。
『アンブレイカブル』の公開当時を振り返ったシャマラン監督は「スタジオは、漫画やスーパーヒーローという言葉には言及しないようにと言い続けていましたね」と告白。ブルースとタッグを組んだ『シックス・センス』のような作品と思った観客からは、賛否両論が巻き起こったという。「それから僕は小規模な作品を手掛けていたのだけど、そのなかに、少し『アンブレイカブル』的な要素を見出したものが『スプリット』になったんです」
約17年ぶりの“続編”についてサミュエルは「いつもは同じマザー・ファッカーを演じたりはしないんだ!」と会場の笑いを誘うと、「イライジャは母を愛する男で、誰よりも壊れやすい体と、誰よりも強いハートを持っている。そして、自分から奪われたものの何よりも強い信念をもっているのさ」と再び挑む役どころの魅力を語った。
またブルースは、秘密が魅力でもあるシャマラン作品なだけに「公にできない秘密だらけなんだ」と期待をあおる発言。シャマラン監督によると、監督の電話を受けたブルースはすぐに彼の元を訪れて本作のアイデアを聞き出演を承諾したといい、「僕の兄さんのような存在だよ」と感謝を述べていた。
この日は共演者のサラ・ポールセンと、『スプリット』にも出演したアニヤ・テイラー=ジョイも出席。マカヴォイは体調不良を理由に欠席した。本作は2019年1月18日全米公開(編集部・入倉功一)