『ヴェノム』トム・ハーディ、スパイダーマンとの対決にも意欲
現地時間20日、スパイダーマンの宿敵を主人公に据えた新作映画『ヴェノム』のパネルディスカッションが、アメリカ・サンディエゴで開催中のコミコン・インターナショナル内で行われ、主演のトム・ハーディ、共演者のリズ・アーメッド、ルーベン・フライシャー監督が出席した。
マーベルコミックスにおいてヴェノムは、スパイダーマンの能力を持つ好敵手にして、ダークヒーロー的存在として人気を集めているキャラクター。映画では、ジャーナリストのエディ・ブロック(トム)が、違法な人体実験を行うライフ財団の真実を追うなかで、地球外生命体“シンビオート”に寄生され、凶悪な意思に苦しみながら戦う姿を描く。
6,500席のパネル会場を埋めた観客の「ウィー・アー・ヴェノム!」コールと共に登壇したトムは、ヴェノムについて「誰かを怒らせたいってわけじゃないけど、僕にとって彼は最もクールなマーベルヒーローだ」とコメント。彼の息子がヴェノムのファンだったことも出演を後押ししたといい「息子が観れる映画に出たかったんだ。これまで、スーパーバイオレンスな作品が多かったからね」と笑みを浮かべる。
この日は新たな予告編も初公開され、ヴェノムとは別のシンビオート“ライオット”が悪役として登場することも判明。さらに別の悪役も登場することを明かしたフライシャー監督は、『ヴェノム』の世界を広げていきたいと意欲を見せると、ファンが期待するスパイダーマンとの対決にも言及した。「スパイダーマンとの対決も、実現できたら素晴らしい。スタジオと考えが合い、それがどこかで具体化すれば、二大キャラクターの運命は交差することになるだろうね」
さらにトムも、ファンとの質疑応答でスパイダーマンと対決したいか尋ねられ「誰? トム・ホランドとやり合いたいかって?」とジョークを飛ばしながら「もちろんだ、やるよ」と意欲を見せていた。
映画『ヴェノム』は10月5日より全米公開予定。日本では11月2日に公開される。(編集部・入倉功一)