山下智久「コード・ブルー」メンバーはずっと関わっていく仲間
山下智久が27日、都内で行われた『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』の初日舞台あいさつに出席した。ドラマシリーズの開始から10年間苦楽を共にした共演者たちについて「これからもずっと一緒に人生の節目で関わっていく仲間」と熱い思いを語った。この日は、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみか、安藤政信、西浦正記監督も出席した。
公開初日の上映後、熱気に包まれた劇場に登場した山下は「この10年間、こうして続けてこられたのは、作品を支えてくれたみなさんのおかげです」と深々と頭を下げた。今月21日、22日に行なわれた「日本縦断ファンミーティングツアー」を振り返り、作品の上映が行われないにもかかわらず、イベントに多くのファンが集まって熱烈な歓迎をしてくれたことに感謝した。
この日は、本作のテーマである「大切な人に思いを伝える」をふまえたコーナーが設けられ、伝えたいことをそれぞれが発表することに。山下が共演者に向けて「次は、何食べる?」とメッセージを残すと、独特の回答に会場は笑いに包まれた。しかし、山下は大きく息を吸って「今日、作品をみなさんにお届けできたことで一応のひと段落はつきましたが、関係はこれからも続いていくものだから」と言葉に込めた思いを明かして会場の感動を誘った。山下の発言を聞いた比嘉は「泣きそう」と感激した様子を見せ、新垣や戸田も大きく頷いていた。
さらに山下は、3rdシーズンからメンバーに加わった有岡、成田、新木、馬場について、2ndシーズンまででチームとして出来上がっていたので、新しい仲間にどう接したらいいのか悩んでいたことを明かして、新メンバーたちが自然体で寄り添ってくれたことで、壁が生まれず、良いチームワークを築くことができたと感謝の言葉を述べた。
本作は、2008年に始まった人気テレビドラマ「コード・ブルー」シリーズ初の劇場版。成田国際空港と東京湾の海ほたるを舞台に、前例のない大惨事に立ち向かうフライト・ドクターたちの姿を描いている。(取材・文:磯部正和)