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藤原竜也、初のスパイ役 『海猿』監督が吉田修一小説を映画&連ドラ化

藤原竜也、『海猿』羽住英一郎監督と初タッグ!
藤原竜也、『海猿』羽住英一郎監督と初タッグ!

 『悪人』『怒り』など映像化が相次ぐ吉田修一のスパイ小説シリーズが、藤原竜也主演により映画化、WOWOWで連続ドラマ化されることが31日、併せて発表された。藤原にとって、吉田原作作品の出演は2010年公開の映画『パレード』(行定勲監督)に続いて2度目となり、スパイを演じるのはこれが初。映画、ドラマともに『海猿』『MOZU』シリーズなどの羽住英一郎が監督を務め、いずれも2020年の公開、放送を予定している。

藤原竜也主演、吉田修一原作の2010年公開の映画

 映画化されるのは、吉田修一のスパイ小説“鷹野一彦”シリーズ3部作のうち「太陽は動かない」「森は知っている」。ドラマでは、原作者の吉田監修のもと、鷹野一彦を主人公にしたオリジナルストーリーを展開するという。

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太陽は動かない
吉田修一原作「太陽は動かない」「森は知っている」書影

 藤原が演じる鷹野は、世界を股にかけながら国政や企業の裏で暗躍し、そこで得た重要機密事項や情報から対価を得ることを生業とする産業スパイ組織の諜報員。革新的太陽光エネルギー開発技術を巡って各国が情報争奪戦を繰り広げる中、日本政財界を揺るがす陰謀に巻き込まれていくさまが描かれる。

 藤原は『パレード』とはガラリと変わった小説の作風に「前回出演させていただいた『パレード』は、比較的ゆっくりと静かに物語が進行していく作品でしたが、今作は正反対。終始ハードなテイストですし、物語の舞台は海外にまで広がっていくので……また新たな吉田ワールドを体感できること が、今から非常に楽しみです」と期待を込める。

 羽住監督と初タッグを組み、挑むスパイ役に「激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います」と意気込みを語っている。(編集部・石井百合子)

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