『マッドマックス』トム・ハーディ、自身が逮捕した若者を支援
昨年4月、イギリス・ロンドンの路上でスクーターを盗んで事故を起こした16歳の若者を追跡し、私人逮捕した映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』などで知られる俳優トム・ハーディ。トムはその後、逮捕された若者を見つけ出し、彼が正しい道を歩けるようにしたのだという。
トムはEsquire誌に対し「彼は自分が犯した行為に責任を持たなければならないけど、悪い方向で問題を抱えているんだ。16歳の子を見放せるか?」と述べた。トム自身もかつてはドラッグとアルコール依存症と闘っていた。
さらにトムは「大した追走劇じゃなかったよ。見つけた時には彼はもうボロボロだった」と当時の状況を明かした。
昨年の追走劇の際、目撃者のアレン・プレンさんによると「トムは精神的に……アクション映画の“スーパーヒーローモード”に切り替わったよう」だったという。
トムは事件が起こるやすぐ行動を起こしたそうで、プレンさんは「盗んだモペッドに乗った二人の少年が赤信号を無視して車に追突したんだ。トムは道を歩いていたと思うんだけど、すぐに(逃げたその内の一人を)追いかけた。かなり怒っているように見えたよ。若者が抵抗するような間抜けだったら、彼にケツを引っぱたかれていたはずさ」と証言。
トムは犯人を捕まえ、彼らの武器所持の有無を確認した後「クソったれを捕まえたぞ」と周囲に知らせたそう。若者はトムを怖がっていたという。プレンさんは更に「トム・ハーディはけんかを売っていい相手じゃないよ。警察に引き渡す前にはしっかりIDも確認していたと思う」とコメントしていた。(BANG Media International)