映画『キミスイ』今夜放送!北村匠海が内気な高校生役
映画『君の膵臓をたべたい』(2017)が、19日夜9時よりテレビ朝日にて地上波初放送される。本作でヒロインに惹かれる内気な「僕」を演じていたのが、現在めざましい活躍を見せている俳優の北村匠海だ。
同作は、住野よるの同名ベストセラーを実写映画化したもの。膵臓の病気で余命わずかな女子高生のヒロイン・桜良と、そのことをクラスで唯一知る読書好きで目立たない青年の「僕」との心の交流を、原作にはない12年後の現在の物語を織り交ぜつつ描く。ヒロインの桜良にふんしたのは、『亜人』『センセイ君主』で知られる浜辺美波。
今作で第41回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した北村は、1997年生まれの20歳。2016年には、『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』『セーラー服と機関銃 -卒業-』『あやしい彼女』『ディストラクション・ベイビーズ』と立て続けに4本の映画に出演するなど、近年注目を浴びている若手俳優の一人だ。2017年には、『勝手にふるえてろ』でヒロイン(松岡茉優)の憧れの存在・イチ役、『恋と嘘』では、ヒロインの幼なじみ・司馬優翔役など、主要キャストとして出演している。
北村は、今年1月期の「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)で同性愛者・朔という難しい役を担った。SNSでは、朔と渉(眞島秀和)の恋愛が「かわいすぎる」と話題に。今年公開された『OVER DRIVE』では、物語の核となった天才ドライバー檜山直純(新田真剣佑)のライバルである冷静沈着なドライバー新海彰を熱演した。
また、今冬公開される『春待つ僕ら』(12月14日公開)では、土屋太鳳演じるヒロインの相手役を務める。同作でメガホンを取った『ROOKIES -卒業-』(2009)などで知られる平川雄一朗監督は、北村のことを「持っている人」と評し、「本番に強いので持っている。持ってない人は輝けない、持つための努力があるからこそ輝いている」と絶賛している。
俳優として活躍する一方、2011年から所属しているダンスロックバンドのDISH//をリーダーとして率いており、ギター・ボーカルを担当している。同バンドは2015年から3年連続で元旦に日本武道館でのライブを行うなど高い人気を誇っている。(編集部・梅山富美子)