梶裕貴『七つの大罪』勢ぞろいに感慨
『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』初日舞台あいさつが18日に丸の内TOEIで行なわれ、“七つの大罪”の団長メリオダスの声優を務める梶裕貴をはじめ、悠木碧、鈴木達央、福山潤、高木裕平、坂本真綾、杉田智和と伝説の騎士団7人の声を担当した声優陣が初めて勢ぞろいした。
本作は「週刊少年マガジン」連載の鈴木央による人気コミックを基にしたアニメの劇場版。この日は7人のほか、エリザベス役の雨宮天、ホーク役の久野美咲、劇場版オリジナルキャラクターである黒の六騎士のリーダー・ベルリオン役の森川智之、ゲスト声優を務めたよゐこの濱口優、有野晋哉、主題歌を担当した乃木坂46の山下美月、与田祐希も登壇。
マーリン役の坂本が、壇上のメンバーを見渡し「今日初めて七つの大罪がそろいました」と語ると「次があるかわからない珍しい機会なので、ぜひ楽しんでください」と客席に呼びかける。梶も「感慨深いですね」と初めて7人がそろったことへの感想を述べると「もともとメリオダスもメンバーを集めるのが目的だったので、こうしてみんなで舞台あいさつができたことがうれしいです」と笑顔を見せた。
数々の名セリフがあることでも、評判の本作。キャストたちが印象に残っているセリフを聞くコーナーが開催されると、梶は作品タイトルに「大罪」という文字が入っていることに触れ「お前は俺の大切なものを傷つけた。それがお前の罪だぜ」というセリフをチョイス。
さらにバン役の鈴木が「いつか必ずお前を奪う」、ゴウセル役の高木が「封印された代償は高くつくぞ」というセリフを感情を込めて語ると、会場は大盛り上がり。原作の大ファンだという有野が「それがお前の罪だぜ」が好きだというと、梶がそれをリピートして披露する一幕もあった。
本作の魅力を問われた梶は「愛」と表現。その理由を「どのキャラクターにもしっかり愛が描かれている」とあげると、原作者の鈴木が週刊連載をしているにもかかわらず、アニメや劇場版へ最大限協力してくれる“作品愛”にも感謝していた。(取材・文/磯部正和)