尾野真千子、木村文乃に褒められガッツポーズ!
女優の木村文乃と尾野真千子が25日、都内で行われたアニメーション映画『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』公開記念舞台あいさつに登壇し、和気あいあいとしたやり取りで観客を楽しませた。
本作は、『メアリと魔女の花』のスタジオポノックが新設した短編アニメーション制作レーベル「ポノック短編劇場」の第1弾。米林宏昌監督によるカニの兄弟の冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』、百瀬義行監督による母と少年の人間ドラマ『サムライエッグ』、山下明彦監督が孤独な男の闘いをアクションシーン満載で描く『透明人間』の3本で構成されている。この日のイベントには、鈴木梨央、米林監督、百瀬監督、山下監督も来場した。
『サムライエッグ』で母役を務めた尾野は、最初にセリフを録ってそれに合わせて絵を描くプレスコ方式に挑んだといい、「楽しかった」と収録を回顧。『透明人間』で盲目の男に声を吹き込んだ田中泯が目を閉じて収録していたことに触れ、「ただセリフを言うだけではないやり方に興味を持ちまして、もう一度何かに挑戦したいと思いました」と目を輝かせた。
『カニーニとカニーノ』のカニーニ役の木村は、魚などの生きものが誇張して描かれていることから、「ああやって描かれると逆に川に行って見てみたい」と話し、「童心に帰った気分になりました」と振り返った。
さらに、尾野だからこそ生み出された「明るくてカラカラっとした人のよさ」が母役に出ていたことに舌を巻く木村。その言葉に小さくガッツポーズをしながら「やりました!」と百瀬監督にささやいた尾野は、「近くで褒められた。うれしいけど恥ずかしいから、あとでお礼言う」とシャイな一面をのぞかせて、木村を笑わせていた。
楽屋でも女子会ノリで盛り上がっていたという木村と尾野は、フォトセッションでは頬を寄せ合う姿も見せ、女性ファンからの黄色い歓声を浴びていた。(取材:錦怜那)
『ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-』は全国公開中