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人気レスラー、ステュー・ベネットが初主演アクション映画を語る

俳優業も順調!人気プロレスラーのステュー・ベネット
俳優業も順調!人気プロレスラーのステュー・ベネット

 人気プロレスラー、ステュー・ベネットが、初めて映画で主演を務めた作品『Vengeance 報復者』について、8月23日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【作品写真】初主演作『Vengeance 報復者』

 本作は、悪の一団に親友を殺された元傭兵(ようへい)が復讐しようとする姿を描いたアクション映画。元傭兵のジョン・ゴールド(ステュー)は、親友ダニエル・メイソン軍曹とその両親が何者かに殺害されたことを知り、事件の真相を探り始めるが、やがてジョージ・ハッチャー軍曹(ゲイリー・ダニエルズ)率いる特殊部隊が事件に関わっていることを知る。ロス・ボヤスキが監督を務めた。

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 バックグラウンドはプロレスラーだが、すでに、これまで数本の映画に出演してきたステュー。(リング上でも、出演作でも)キャリア全てで悪役ばかりを演じてきたと語る。「英国アクセントでしゃべり、米国に渡りエンターテインメント業界に入れば、必ず悪役に決まっているんだ(笑)。ただ、僕自身はそれで良かったし、悪役を演じることも好きだったけれど、今回ようやく良いやつを演じることができたんだ。僕にとっては、むしろ不思議な感覚だったよ」。

 プロレス界との違いについては、「プロレスの場合、わずか10~15分程度の格闘時間の入場前には、割れるような歓声が鳴り響き、花火を打ち上げたりもする。自分自身も観客の前でライブで格闘をするため、興奮状態になるんだ。一方、映画は毎日12時間以上の撮影があるから、プロレスのように急な興奮状態になるわけではなく、ある程度、自分のアドレナリンのレベルを保ちながら演じなければならない。それに、プロレスの95%の格闘は、口を動かさずに話してみたり、対戦相手の体の動きを見ながら、どの技をかけるか予測したりするけれど、映画は、そのほとんどが事前にしっかり計画されているんだ」と比較し、その違いを調整するのに苦労したことを明かした。

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 対峙するハッチャー軍曹役のゲイリーについては、「彼は完璧なジェントルマンで、(ステューの)プロレスから俳優業への転向をしっかり理解してくれていたね。実は、彼はキックボクシングの元世界チャンピオンで、心底カッコイイ人なんだ。彼自身、キックボクシング界から俳優業へ転身してきたから、僕が今作で彼を倒してツイートで自慢するために出演した訳ではないことはわかっていたよ(笑)」。撮影では、互いに格闘アイデアを出すなど、刺激し合える環境だったと振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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