高杉真宙が涙『キミスイ』初日に感極まる
俳優の高杉真宙が1日、都内で行われたアニメーション映画『君の膵臓をたべたい』の公開初日舞台あいさつに出席。「大好きな作品になりました。観る人が(自分と同じように)大好きになってくれたらいいなと思います」と話しながら涙を見せた。この日は、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見、牛嶋新一郎監督も出席した。
実写映画化もされた 住野よるの小説デビュー作をアニメ化した青春映画。主人公の「僕」(高杉)と膵臓(すいぞう)に病気を抱えるヒロイン・桜良(Lynn)のはかない交流を、アニメーションならではの映像美により幻想的な世界観で描く。
本作で初声優を務めた高杉は、「この作品にかかわることができてあらためてよかったなって。冷静に見えるかもしれないですけど、めちゃくちゃ盛り上がっています」と語ると、壇上での高揚感を「今までにない感情」と表現。「素の僕が出てきてしまいそうです。大好きです! ってここで叫べそう。不思議な気持ちです。舞台あいさつでこんな感情になることは、なかなかないです」と語る。
そして、「なかなか舞台あいさつでテンションが上がることはなく、泣きそうになることもないんですけど、いろんな人と出会えてよかったなって……」と話す高杉は「絶対嫌なんです」とぐっとこらえるも、スピーチを続けるうちに、その目には涙が。目頭を押さえながら、報道陣のフラッシュに背を向けると、「パシャパシャされているな~」と恥ずかしげにため息をついた。
またこの日は、劇中で「僕」と桜良が距離を縮めるきっかけとなる“真実か挑戦か”ゲームに全員で挑戦する場面も。高杉が「気になる異性と仲良くなりたい時どうしますか」という“真実”と「出演者をお姫様抱っこしてください」という“挑戦”の2択を迫られると、内田は「待っていますよ!」とお相手役に立候補。これに応じた高杉が内田を持ち上げ、ラブラブモードを演出すると会場は大盛り上がり。内田は「最高! 最高だぜ!」と連呼して満面の笑みを浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『君の膵臓をたべたい』は全国公開中