ジェイソン・ステイサム、巨大ザメとの戦いは「新たな冒険」
深海から現れた巨大ザメ“メガロドン”の脅威を描いた映画『MEG ザ・モンスター』で主演を務めるジェイソン・ステイサムが、本作の撮影秘話や巨大ザメとの戦いを振り返った。
【動画】ステイサムVS巨大ザメ!『MEG ザ・モンスター』予告編
200万年前に実在したとされる巨大ザメが深海から出現し、海洋施設や海水浴場を襲うさまを描く本作。ステイサムは、巨大ザメに立ち向かう深海レスキューダイバー、ジョナス・テイラーを熱演。『トランスポーター』『アドレナリン』『エクスペンダブルズ』など、人間を相手にすることが多かった彼が、巨大ザメと戦いを「僕にとって新しい冒険だった。ワクワクしたよ」と振り返る。
自身が演じたジョナスの魅力についてステイサムは、「人とうまくやれるところ、やれないところ。築かなければいけない関係。崩さなければならない関係。誤解もある。赦(ゆる)しを求める物語でもある」と分析。その言葉の通り、本作ではジョナスが抱える過去や彼を取り巻く人間関係が、サメとの戦いの中で明らかになっていく。
物語の大半が海で展開することから、撮影も水中で行われる時間が長かったという。しかし、元水泳の飛込選手の経歴を持ち、ダイビングを趣味とするステイサムは、ジョナスを演じ切られる確信を持っていた。「(ダイビングで)どんどん経験を積むうちに、サメのような危険な要素を求めるようになるんだよ」とその経験が本作へのモチベーションになったことを明かしている。
そんな本作の中でも印象的なのが、猛スピードで船に引っ張られるステイサムをメガロドンが追うシーン。「脚本を読んだ時、最初は“どうやって撮影するんだ?”と思ったよ」と苦笑するステイサムだが、同時に、作品の中でも特に盛り上がるシーンでもあると感じていたといい、冷たい水中でもチャレンジ精神で撮影に臨んだと話す。「自分の能力をあまり心配せず、流れに乗ることだと思う」と語るように、アクション映画の最前線で活躍するステイサムは、“水中”でも巨大ザメに劣らぬ存在を発揮している。(編集部・倉本拓弥)
映画『MEG ザ・モンスター』は9月7日より全国公開