佐藤健「半分、青い。」律ロスを告白「 一番寂しい」
俳優の佐藤健が8日、都内で行われた「佐藤健写真展2019」の囲み取材に出席し、今月末で放送が終了するNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で自身が演じる、萩尾律への愛情あふれる思いを語った。
「佐藤健 2019年カレンダー」と「佐藤健in 半分、青い。」PHOTO BOOK の発売を記念し、全国5都市で開催される同展では、カレンダーに収まりきらなかった貴重なカットを展示し、超特大パネルやフォトスポットも設置。「半分、青い。」の写真展も併設される。
「半分、青い。」とのコラボイベントという意味合いもあり、佐藤は「朝ドラに出させてもらうことは初めてで、これだけたくさんの人に見てもらう機会はなかったですし、これからもないと思うので、ここぞとばかりにやらせてもらいました」と笑う。
お気に入りは、リボンが舞う中で笑顔を見せているカットで、「『半分、青い。』のタイトルバックで鈴愛(永野芽郁)がリボンを持って走っているのに似ているなと思って選出しました」と説明。「とにかく(写真集の)テーマが『青』ということで、青い壁があったらそこで撮る、青い服があったら着る」と手あたり次第撮影していたため、写真撮影の様子は「覚えていない」といい、本カットは空の青さがキーになったという。
これほど長期間の撮影は「仮面ライダー電王」(2007~)以来だったという朝ドラを振り返った佐藤は、「撮影期間が長ければ長いほど思い入れが強くなったので、終わった時は寂しかったです。(共演者やスタッフとの)絆は深まりましたし、別れは寂しいけど、一番寂しいのは律との別れです」と素直な思いを吐露した。
律は主人公・鈴愛の幼なじみという役どころ。29歳で高校生時代を演じたこともあり、「(制服姿は)違和感しかなかったです」とはにかみながらも、「自分で厳しいと思うけど、『まだ大丈夫だよ』と言ってくれる人が少しでもいるときに着たいというのは、役者人生の中で思っていたので、いい機会でした」と充実した表情も。また、10歳も差のある永野の同級生役を務めたことには、「彼女が大人っぽいですし、過去に窪田正孝や鈴木亮平が(永野と)同い年役をやっているので、鈴木亮平と同い年なら俺もいいかなというのはありました」とぶっちゃけ、会場の笑いをさらっていた。(取材:錦怜那)
「佐藤健写真展2019」は東京・HMV&BOOKS SHIBUYA 6F ほか名古屋・大阪の hmv museum にて開催中(仙台・福岡で15日より開催)入場料:500円(税込)、同時開催「半分、青い。」写真展は無料