窪塚洋介の息子・愛流、自分ってすごい!人生初の映画に自画自賛
俳優・窪塚洋介を父に持つ窪塚愛流(あいる)が8日、都内で行われた映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念舞台あいさつに登壇。人生初という公の場に緊張しながらも、スクリーンの中の自分には自信をのぞかせた。この日は、主演の松田龍平、永山絢斗、渋川清彦、新井浩文、松たか子、豊田利晃監督、瀬川晶司五段(原作)も来場した。
本作は、奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた瀬川の自伝的小説が原作。窪塚は、松田演じる“しょったん”こと瀬川の中学生時代を演じており「今日は映画を観に来てくださってありがとうございます」とたどたどしくあいさつ。豊田監督から「人生初の舞台あいさつです」といじられると、はにかんだ。
そんな窪塚に向けて新井は、この日、松田が発した「感極まってます。ありがとマンモス」というコメントを引き合いに出し、「たぶん、龍平のあいさつ見てほっとしたんじゃないかな。20年やってこれかぁみたいな」と話して笑わせていた。
オーディションで本役を射止めたという窪塚は、「生まれて初めて映画の撮影をするんで、上手く演技ができるか不安だったんですけど、自分なりに精いっぱいやろうと思いました」と回顧。実際は「難しかったです。泣くシーンとか」と語ったが、豊田監督は「堂々としていた」と称賛した。
一方で豊田監督は、天候によって撮影の順番が前後し、1か月ほど経って再会した窪塚が「身長が伸びていて、それが(ほかのシーンと)つながるか心配でした」と告白。実際、撮影後からこの日までの1年間で10センチも伸びたといい、現在は14歳にして身長173センチ。しかし、映画では無事につながったようで、仕上がりに大満足といった様子の窪塚は「自分ってすごいんだな~と思いました」と自画自賛し、会場をどよめかせていた。
同作は「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により挫折を味わった“しょったん”こと瀬川が、再び夢に向かう姿を描いた感動作。(取材:錦怜那)
映画『泣き虫しょったんの奇跡』は全国公開中