安藤政信、多忙極める2018年　ドラマ＆映画ラッシュ！

　今年、主演作も含め3本の映画が公開され、連続ドラマにも出演するなどラッシュを迎える安藤政信。7日、舞台となった千葉県船橋市で行われた映画『きらきら眼鏡』の初日舞台あいさつでは思わず役名をど忘れし、「ここ最近忙しくて、役を渡り歩いているので忘れてしまって」と多忙ぶりをうかがわせた。40代に突入したことでさらに色香を増し、活躍の幅を広げる彼の動向を振り返ります。

　今年、映画『スティルライフオブメモリーズ』『劇場版　コード・ブルー－ドクターヘリ緊急救命－』『きらきら眼鏡』が公開。『コード・ブルー』ではフライトドクターの主人公（山下智久）をライバル視する脳外科医に、主演作の『スティル～』では、フランスの写真家アンリ・マッケローニをモデルにした気鋭の若手写真家に、『きらきら眼鏡』では池脇千鶴演じるヒロインの恋人で余命宣告を受けた男性にふんしている。

　『スティルライフオブメモリーズ』は、2006年公開の映画『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督と再タッグを組んだ入魂の一作。8月3日に都内で行われた矢崎監督とのトークイベントでは毎日深夜3時にまで及び、睡眠不足で本番中に寝てしまったという撮影現場を振り返っていた。

　同イベントでは、約18年前の故・深作欣二監督によるヒット作にも話が及び「大変さでいうと、僕の中では、2000年の『バトル・ロワイアル』と並んだかも。深作さんはすごくかわいがってくれたんですが、あまりにスケジュールが過酷で、撮影後に不眠症になってしまったんです」と貴重なエピソードを披露。一方、矢崎監督は、「安藤さんは『ストロベリーショートケイクス』の時も、相手役の秋代というヒロインを立たせるために自分の出演シーンを削って欲しいと言ってきた。こんなに映画の全体を考えてくれる俳優さんはいないし、一緒に作っている感じがして嬉しくなる」とその俳優魂を絶賛している。

　また、テレビドラマでの活躍も目覚ましく、私立探偵役で主演を務めた2017年放送のフジテレビ系単発ドラマ「ストリートワイズ・イン・ワンダーランド-事件の方が放っておかない探偵-」第2弾「タイムトラベラー編」「壱岐島　鬼伝説編」が、今年3月に2週にわたって放送。新田章の漫画に基づくテレビ東京7月期ドラマ「恋のツキ」（毎週木曜深夜1時～ほか）では、徳永えり演じるヒロインの元カレに。女好きで浮気性、いわゆるプレイボーイのバツイチ男性を好演している。

　7月25日に開催された「恋のツキ」の会見では、「最初から濡れ場で、いきなりかと思いながらも仕方がないとやっていました。徳永さんとは初対面だったんですけど、肌の感触、ぬくもりが印象に残っています」と色っぽいエピソードを披露していた。

　今後も、児童養護施設のオーナーを演じる、山田孝之プロデュースの映画『デイアンドナイト』が2019年1月26日公開。芸能界の謝罪会見をテーマにした10月4日スタートの連続ドラマ「ブラックスキャンダル」（読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜午後11時59分～）では、身に覚えのないスキャンダルにより女優からマネージャーに転じたヒロイン（山口紗弥加）の元恋人役に。ハンサムで仕事もできて人望も厚い芸能プロダクションのチーフマネージャーにふんする。（編集部・石井百合子）