志尊淳、ガチガチに緊張!スポーツ庁を表敬訪問
映画『走れ!T校バスケット部』に主演している俳優の志尊淳が、スポーツ庁を表敬訪問し、スポーツ庁の鈴木大地長官とともに映画について語った。志尊が「人生の中でスポーツ庁を訪問するってことは1ミリも考えてなくて、今日はガチガチに緊張しました」と胸中を吐露する一幕があった。
「田所陽一選手、よくいらっしゃいました!」と役名で志尊を迎え入れた鈴木長官。すでに作品を鑑賞しており「全編を通して涙が出るような作品。イジメを受けているのを助けて勇気あるなぁって」と感動を伝えると、志尊は「学生時代に周りにあったイジメや僕自身も少しそんな目にあったこともあって、その時のことを思い出しながら演じました」と自身のイジメ体験を告白。鈴木長官はその告白に驚きながら「この作品を観て勇気をもらえる人がいると思います」と返し、志尊は「そうなれば嬉しいです」と笑顔を見せた。
同作は本格的なバスケシーンも見どころの一つとなっている。「元日本代表の半田圭史さんから2~3か月特訓を受けました。初対面のメンバーも多かったけれど、パスをまわしたりしているうちにみんなでチーム一丸になれました」と志尊は撮影を振り返った。鈴木長官は「チームっていう感じ、スポーツが楽しいという感じがよく出ていた」と大きくうなずいていた。
志尊の他に、佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、YOU、椎名桔平、竹中直人らが出演している今作。2007年に刊行後シリーズ化された松崎洋による青春小説を、『今日、恋をはじめます』『クローバー』などの古澤健監督が実写映画化した。
弱小バスケットボール部の成長を通して、高校生の悩みや葛藤、仲間との絆、家族の想いが描かれている。懸命に部活動に打ち込むT校メンバーの姿を現役学生たちにも届けたいという思いから、スポーツ庁とのコラボレーションが実現した。映画の公開は11月3日から。(取材・文/福住佐知子)