三浦春馬、女優陣の追及にタジタジ
俳優の三浦春馬が18日、都内で行われた動画配信サービス・Paraviのオリジナル制作ドラマ「tourist ツーリスト」完成披露試写会に出席。ドラマ撮影の合間に観光したことを明かすも、観光どころではなかった水川あさみ、池田エライザ、尾野真千子たち女優陣から追及されることとなり、タジタジになってしまう一幕があった。
本ドラマは、悩みを抱えた3人の女性がミステリアスなある男性と旅先で出会い、人生を見つめ直すさまを描く1話完結のオムニバスドラマ。水川出演の第1話「バンコク篇」はTBSで、池田出演の第2話「台北篇」はテレビ東京で、尾野出演の第3話「ホーチミン篇」はWOWOWで放送され、三浦は全話に出演する。3局をまたいでのドラマ放送は、同局史上初の試みとなり、それぞれの放送後には未公開シーンを含むフルバージョンがParaviで配信される。
ステージに登壇した三浦は、「3か国それぞれの主人公のお芝居だったり、それぞれの国で協力いただいた日本人の皆さんの熱量みたいなものをしっかりと見てきたので、やっと届けることができてうれしく思います」と晴れやかな表情を見せた。
この日は、撮影中のオフショットをスクリーンに投影しながらのトークを実施。2話の台北篇では、劇中に登場した屋台で幸せをかみ締めるようにワンタンを食べる池田のショットが映し出された。「春馬さんがワンタンスープをおごってくださったんですよ」と池田が切り出すと、三浦は「エライザちゃんは大変だったんですよ。朝起きてから、夜まで撮影して。次の日も僕が出ていないシーン(の撮影)が待っているので、ずっと拘束されていましたからね。台湾で食べられる時間がなかったからこそのこの表情なんです」と解説した。
そんな三浦に対して「空き時間に観光に行っていましたよね。わたしたちがヒーヒーいいながらやっている間に」とふくれっ面の池田。「役づくりですよ、今回はツーリストでしょ」と返した三浦に、池田は「年上って怖い。そういうこと言うんだ」と嘆くことしきり。三浦自身は寺をまわったり、火鍋をつついたりと台湾を満喫した様子で、「わたしは一回も外食していないのに」とボヤく池田を「かわいそう~」となぐさめる女優陣。いつしか三浦だけ、3人の女優たちの輪から外れてしまい、そんな様子に会場は大いに沸いた。
だが、3話「ホーチミン篇」のメガホンを取った横尾初喜監督から「ホーチミンでも旅をしていましたよね」と暴露され、ざわつく会場内。「え、旅したの?」と疑いの目を向けた尾野に、「ホーチミンでは、皆さんと違った時にも行きましたけど、皆さんとも撮影が始まる前にホーチミンのレストランに行ったじゃないですか。絆を深める旅にね」と三浦は大慌て。そんな様子に、尾野は笑みをこぼしていた。
最後にあいさつを求められた三浦は、「自分にとっての旅ってなんだろうと振り返ると、自分を確認するための旅だなと。日本にいて心が弱ったなと思ったり、新しい自分に会いたいなと思ったときに旅をしていたような気がします。ドラマを観て、元気な一歩を踏み出すきっかけになるといいなと思います」と観客にメッセージを送った。(取材・文:壬生智裕)
「tourist ツーリスト」は9月28日深夜0時35分よりTBSにて放送スタート