小林星蘭、水樹奈々は同級生みたい 小学生役で共演
女優の小林星蘭が22日、都内で行われた映画『若おかみは小学生!』公開記念舞台あいさつに声優の水樹奈々と共に登壇し、自身と同じ小学生役で共演した水樹の印象について語った。この日は、松田颯水(さつみ)、鈴木杏樹、ホラン千秋、藤原さくら(主題歌)、令丈ヒロ子(原作)、高坂希太郎監督も出席した。
交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館「春の屋」に引き取られた少女・おっこが、若おかみの修業に奮闘する、テレビアニメ化もされた児童文学シリーズをアニメ映画化。小林は原作の大ファンで、オーディションを受けた後は、結果をドキドキしながら待っていたといい、合格の瞬間を「本当に嬉しくて涙がぽろっと出ました」と振り返った。
水樹は、そんな小林が演じるおっこのライバル・真月の声を担当。共演シーンでは、「ほぼ打ち合わせなしなんです。役に入っていたら自然に出てきちゃった」と役になりきれたといい、小林とも阿吽(あうん)の呼吸があったと笑顔で述懐する。
しかし、オーディションの際には、「小学生役か……。大丈夫かな」と思っていたことを明かし、現場では、つい最近まで“リアル小学生”の小林がいたことから、「ごめんなさいと思っていた」と告白。そんな水樹に小林は「本当に同級生みたいな感じ」と伝え、水樹も大喜び。会場を和やかな雰囲気に包んだ。
また、本作で声優に初挑戦したホランは、声を担当した占い師のグローリー・水領について「おっこちゃんに憧れてもらえるし、スタイルいいし、おしゃれだし、いわゆるいい女」と分析。「バラエティー(番組)では結婚できないとか、不幸せキャラで呼ばれることが多いので、束の間のいい女感を味わえました」と充実した表情を見せていた。
この日のイベント終盤には、9月が誕生月の小林、鈴木、ホランを祝福し、劇中に出てくる「春の屋特製露天風呂プリン」と、高坂監督からの直筆の似顔絵色紙が贈られた。(取材・錦怜那)
映画『若おかみは小学生!』は全国公開中