北川景子、4分間まばたきしないチャレンジ中に考えていたこと
女優の北川景子が8日、東京・イイノホールで行われた映画『スマホを落としただけなのに』完成披露試写会に来場。TBS系のバラエティー番組「オールスター感謝祭'18」で成し遂げた「4分間まばたきをしない」チャレンジについて振り返った。この日は千葉雄大、成田凌、田中圭、中田秀夫監督も出席した。
新人作家・志駕晃の同名小説を実写映画化した本作は、恋人がスマホを落としたことをきっかけに、主人公の派遣社員・麻美の周囲で不可解な出来事が起きるさまを描き出すSNSミステリー。この日は豪華キャストが登壇する試写会ということで、300席の会場に1万1,000人以上の応募があったほどの人気ぶりとなった。
そんな熱気あふれる会場内にやってきた北川は、「この夏に撮影して、あっという間に完成した映画。みなさんがどんな感想を持たれるのか、緊張してドキドキしています」とあいさつした。さらに本作について「ひと言でミステリー、ホラーと説明できる映画ではないですが、ラブで始まって、途中、怖いのかなスリリングなのかなとなって。最後はラブ」と説明する。
さらに本作のテーマにちなみ「共演者の秘密」について質問された北川が、「恐怖におののくシーンでは、5割増しで目を開けてくださいと言われて。これ以上開かないくらい開けていたんですけど、それ以上に成田君の目がすごく開いていて。どうやって開けるんだろうと思って、観察していました」といった秘密を披露した。その流れで、司会者のTBS・杉山真也アナウンサーから「とはいえ、まばたきをしない人だったら北川さんじゃないですか?」と指摘され、会場からは大きな拍手が起こった。
北川は6日に「オールスター感謝祭'18」に出演。「俳優力チャレンジ」と題して「4分間まばたきをしない」という企画に挑戦し、見事4分間、まばたきをしなかったことが話題を集めたばかり。そしてそのコーナーを実況していたのが司会の杉山アナだった。「でも(あの時は)半開きでしたから。(目を)いっぱい開いたら4分は無理だったと思います。でもあのとき、『もしかしたら、もしかするのか!』と実況で言われて、すごく応援されている気持ちになって。これは4分やらなきゃいけないんだなと思って。背中を押されてやっていました。人間は頑張れば成し遂げられるんだな、と思いました」と振り返ると、さらなる大きな拍手がわき起こった。
そして最後のメッセージを求められた北川は、「あまり内容は詳しく言えないですが、SNSが発達してきて、人間の関係って希薄になっているかなと思ったんですけど、この映画を観ると、やっぱり人と人との絆って心でつながっているものなんだな、良かったなとわたしは思いました。同じようにみなさんが思ってくださったらうれしいです。この映画は1時間56分ですが、なるべくまばたきをせずにご覧ください」とコメントした。(取材・文:壬生智裕)
映画『スマホを落としただけなのに』は11月2日より全国公開