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長塚京三「そうだ 京都、行こう。」CMナレーション卒業 25年に感謝

「そうだ 京都、行こう。」ナレーションを卒業する長塚京三
「そうだ 京都、行こう。」ナレーションを卒業する長塚京三

 俳優の長塚京三(73)が9日、東京都・南青山の「そうだ 京都、行こう。」25周年記念ポスター展オープニングイベントに出席した。25年前から同キャンペーンのCMナレーションを務めてきた長塚だが、今回の最新CMをもって卒業。「巷でこのコマーシャルが流れ、それを耳にするたびに、良い仕事をさせてもらった、いい役回りをさせてもらったなと。コピーありき、映像ありきの分業の中で、一番気持ちのいいところでナレーションをさせてもらえる。25年間、とっても気持ちよく仕事をさせてもらいました」と感謝を述べた。

【動画】「一休寺」そうだ 京都、行こう。

 「企業のコマーシャルをしているという意識は薄かった。皆さんの中にある京都に対する気持ち、思いをコピーの力を借りて代弁していたにすぎません」と振り返った長塚は、この日、第1回CMのナレーションを生披露。夕暮れの清水寺を写し出したポスターを前に、当時のセリフをさらりと述べ「覚えていますよ、もちろん」と笑みを浮かべる。

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 CMが縁で、京都に出かけることもしばしばあるといい、「シーズンオフによく行きます。僕は冬枯れの京都というのも結構好きですから。自分が関わったお寺にもすべて行きました」という長塚。「年代ごとに歴代のCMを懐かしんで見ていくといろいろあったなって」と懐かしんだ。

 またこの日は、同CMの写真も手掛ける高崎勝二監督が登壇。長塚との仕事について「映像を見ながら雰囲気を作っていく長塚さんをいつも素晴らしいなと思って見ていました。大きな存在。映像への理解度も高くて、いつも安心感がありました」と語ると、長塚も「本当に好きにさせてもらいました」と笑みを浮かべた。

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 新CMとなる「盛秋編」は、一休さんのモデルになった高僧・一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が88歳まで過ごした酬恩庵一休寺が舞台で、13日より放映。最新CMについて長塚は、「そういえば、『そうだ 京都、行こう。』というセリフを僕自身が口にするのはこの初回だけ。それが今回最後のナレーションでは復活しています」と語った。

 「そうだ 京都、行こう。」25周年記念ポスター展は9日より、「スパイラル」「行幸地下ギャラリー」「東京サンケイ・ビルブリックギャラリー」など都内のギャラリーで行われる。(取材・文:名鹿祥史)

【TVCM】2018年 秋「一休寺」そうだ 京都、行こう。 » 動画の詳細
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