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『この世界の片隅に』制作陣が再結集 オタフクソースのWEBアニメ公開

WEBアニメ「わたしの名はオオタフクコ」より
WEBアニメ「わたしの名はオオタフクコ」より

 10日、映画『この世界の片隅に』の制作陣が手掛けたWEBアニメーション「わたしの名はオオタフクコ~小さな幸せを、地球の幸せに。~」の第1話が、お好み焼き用ソースで知られる、オタフクソースのYouTube公式アカウントで公開された。

【動画】「わたしの名はオオタフクコ~小さな幸せを、地球の幸せに。~」その1

 舞台は戦後の広島。1028歳の主人公・オオタフクコが、お好み焼きの原型となった鉄板料理「一銭洋食」(いっせんようしょく)を通じて、一緒に鉄板を囲んだ人たちに、小さな幸せと笑顔の輪を広げていく姿を描く。

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 監督・脚本の片渕須直、キャラクター原案のこうの史代、音楽のコトリンゴ、アニメーション制作のMAPPAと、『この世界の片隅に』の制作陣が集結。オオタフクコの声は、『この世界の片隅に』で主人公すずの義姉・径子(けいこ)を演じた尾身美詞(おみ みのり)が担当している。

 オタフクソースのコーポレートスローガン「小さな幸せを、地球の幸せに。」を訴求するアニメとして全3話が制作され、その1は“お好み焼きの日”でもある10月10日に公開。その2は11月上旬より、その3は12月上旬より順次公開予定で、片渕監督は「『この世界の片隅に』が戦前から終戦直後を描いた物語なので、その辺りの時代から始まって、現代につながるような話になると、より興味深い作品になるんじゃないかと思いました」としている。

 オオタフクコのモチーフは、こうのが「週刊漫画ゴラク」で連載する「百一 hyakuichi」のキャラクター。片渕監督は「食い意地が張っていて、自由気ままで、基本的にダメな人です(笑)」というが「ただ、お好み焼きが好きで、行く先々で焼いていたら、いつの間にか立派なことをやっていて、世界中のいろんな人の役に立っていたという、オオタフクコさんの人間像、生き方をぜひ見ていただきたいですね」とも。フクコ役の尾身も「長い長い時間を生きてきたフクコが、お好み焼きに出会って幸せを感じ、笑顔になっていく……という物語に胸がキュンとなり、ダメなところもチャーミング! と感じていただけるようなキャラクターになるといいな、と演じさせていただきました」と語っている。

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調理シーンにも注目!

 制作にあたって片渕監督は、広島のお好み焼きを徹底的に研究。「広島にあるお店を2日間で6軒回って、具材や手順、焼き方、味を取材し、自分の家でも実際に焼いて食べました」といい、見ているだけでおなかが空いてくる調理シーンにも注目だ。(編集部・入倉功一)

わたしの名はオオタフクコ~小さな幸せを、地球の幸せに。~ » 動画の詳細
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