吉田羊、息子役・佐野玲於からのプレゼントに大感激!
女優の吉田羊が20日、新宿ピカデリーで行なわれた映画『ハナレイ・ベイ』公開記念舞台あいさつに、佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、村上虹郎、松永大司監督と共に登壇。吉田自身が「女優としてのターニングポイント」と語る思い入れのある作品で息子役を務めた佐野から、サプライズでパワーストーンを贈られた吉田は「相当嬉しいです」と破顔していた。
本作は、村上春樹の短編集「東京奇譚集」の一篇を、映画『トイレのピエタ』などの松永監督が映画化。ハワイのハナレイ・ベイで息子をなくしたシングルマザーのサチ(吉田)が、長い年月をかけて事実と向き合う姿を描いた物語。
「人生で一番大切な人に会いたくなる映画」というキャッチフレーズがついている作品にちなみ、自分にとって一番大切な人を問われた吉田は「たくさん大切な人はいますが」と前置きしつつ、この作品でタッグを組んだ松永監督を「戦友」と呼ぶと、とても大切な人だと指名する。
数々の作品で印象に残る演技を披露している吉田が「女優人生のターニングポイントになる作品」と位置づけた本作。「また監督の作品に呼んでもらえるように、置いてけぼりをくらわないようにしなければ」と女優としての原点に立ち返らせてくれた人だという。
そんな吉田の思いに、松永監督は「嬉しいですよ」と笑顔を見せると「僕も中途半端な気持ちではやっていない。横にいる3人(吉田、佐野、村上)の、いましか撮れないものを映し出したつもり。映画の好き嫌いはあると思いますが、3人の生き様は刻まれていると思います」と監督自身も並々ならぬ思いだったことを吐露した。
また吉田は、作品にかける強い思いを、自身と同じように感じてくれていた佐野や村上にも感謝した。さらに佐野が、ロケ地のハワイで吉田のために内緒で買ったというアメジストのパワーストーンをサプライズでプレゼントするという一幕も。佐野が「羊さんの救いになってくれればいいなと思って選びました」と語ると、吉田は「わたしの誕生石がアメジストなんです。すごく嬉しい」と笑顔を浮かべていた。(取材・文:磯部正和)