ピクサー共同設立者エドウィン・キャットマルが引退へ
映画『トイ・ストーリー』などを手掛けるピクサー・アニメーション・スタジオの共同設立者であり、同スタジオ及びディズニー・アニメーション・スタジオの社長を務めるエドウィン・キャットマル(73)が、年内をもって同職を引退すると、Deadlineなど複数媒体が報じた。
エドウィンは1979年に、『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカス監督によってルーカスフィルムのコンピューター部門のチーフを任された後、1986年にスティーヴ・ジョブズ、ジョン・ラセターと共にピクサーを設立。以後、コンピューターを駆使したアニメーション制作の発展に貢献するなど、約40年間にわたり活躍してきた。エドウィンは今後、2019年夏まではアドバイザーとして引き続きスタジオ業務に携わるという。
ウォルト・ディズニー・カンパニー会長兼CEOのボブ・アイガーは、各メディア宛てに発表したプレスで「エドウィン・キャットマルのエンターテインメント界における影響力は計り知れない」とコメント。ディズニー/ピクサー・スタジオの発展に務めた、エドウィンの功績を称えている。
今年6月には、職場での“不適切なハグ”が取り沙汰されたラセターが、年内でスタジオを退社することを表明しており、設立メンバーである二人が年内でスタジオから去ることとなる。(編集部・倉本拓弥)