「ウォーキング・デッド」視聴率低下にノーマン・リーダスがコメント
現在放送中の「ウォーキング・デッド」シーズン9でダリルを演じている俳優のノーマン・リーダスが、同番組の視聴率低下についての自身の考えをDeadlineに語った。
シーズン9第1話のアメリカでの視聴者数は約610万人。昨年放送されたシーズン8第1話の視聴者数は1,100万人以上だったため大幅減で、2010年放送のシーズン1第1話に次いで2番目に少ない視聴者数となってしまっていた。
この件を直撃されたノーマンは「皆が数字を気にしている。『ああ、数字が落ちた』とかなんとか言って。でも視聴率が落ちたと言っても、それは過去の『ウォーキング・デッド』と比べてだろ?」と「ウォーキング・デッド」はかつての視聴率がすごかっただけで、他作品との比較では今でもいい数字なはずだと示唆。「人々のテレビの見方というのは、俺たちがシリーズを始めたころから変わった。スポーツ中継だって何だって視聴率は下がっている。そういうことだと俺は捉えているよ。たくさんの観客を抱えた番組を手掛けていて、皆に『もっと増える? もっと増える?』と聞かれるのは大変な重圧だ。状況はすっかり変わったんだ」と今はそもそも視聴率が取れない時代だと指摘した。
「個人的には、数字の話なんて一切しないってのがいいと思うよ。俺は、俺たちが作りたいと思う番組を作りたい」「俺はただ自分たちの気持ちに正直な番組を作りたい。最初からそうやってきたように」と視聴率に左右されず、自分たちのビジョンを大切にしていきたいと続けた。
「ウォーキング・デッド」シーズン9では、これまでメインキャラクターの元保安官リック役を務めてきたアンドリュー・リンカーンが卒業することが決まっており、シリーズに大きな変化がもたらされることは必至だ。(編集部・市川遥)
「ウォーキング・デッド」シーズン9はFOXチャンネルで日本最速独占放送中 毎週月曜午後10時~ほか