ディーン&井浦新主演「レ・ミゼラブル」SPドラマ化!山本美月、吉沢亮ら出演
俳優のディーン・フジオカと井浦新が、ヴィクトル・ユゴーの名作小説に基づくスペシャルドラマ「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」でダブル主演を務めることが20日、フジテレビより発表された。フジテレビ開局60周年特別企画として来年1月6日、3時間にわたって放送される(夜9時~11時54分)。その他キャストに、山本美月、吉沢亮、村上虹郎、清原果耶、松下洸平、清水尋也、福田麻由子、長谷川京子、金子ノブアキ、富田靖子、寺脇康文、伊武雅刀、かたせ梨乃、香里奈、奥田瑛二ら。
2012年に公開されたヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』をはじめ、これまでにも度々舞台化、映像化されてきた、ユゴーが1862年に発表した小説に基づく本作。設定を平成の日本に置き換え、1991年~1995年の神戸、2004年の東京、2018年の福島を舞台に、過去に罪を犯し別人に成り代わって生きる男と、彼を追い続ける刑事の30年間にわたる物語が展開。脚本を、ドラマ「絶対零度」シリーズ(2010・2011・2018)などの浜田秀哉、演出をドラマ「最高の離婚」(2013)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016)などの並木道子が担当する。
対峙する2人の主人公にふんするのは、ともに近年、映画やテレビドラマで引っ張りだこの実力派。波乱の人生を生きる馬場純(ばば・じゅん)役に、アレクサンドル・デュマの古典小説に基づくドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(2018・4月クール)での復讐に燃える主人公も記憶に新しいディーン・フジオカ。馬場を追い詰める刑事・斎藤涼介(さいとう・りょうすけ)役は、「アンナチュラル」(2018・1月クール)での毒舌な法医解剖医役が話題になった井浦新。2人は、2015年放送のドラマ「探偵の探偵」(フジテレビ系)で共演している。
ディーンは、「『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』で同じゴールに向かって一緒に戦い抜いたメンバー、初めてご一緒する並木(道子)監督、3年ぶりの共演になる井浦新さんや個性あふれるキャスト、スタッフの皆さんと共に新たな世界的名作シリーズに挑戦できることに喜びを感じています」とコメント。井浦は「役を固めて芝居に臨むのではなく、現場で生まれてくる熱を最大限に引き出すようにしたい。壮大だからこそ、なるべく力を抜いて、柔軟にアプローチできたら」と意気込みを語っている。
そのほか、病に倒れ幼い娘を純に託すシングルマザーに山本美月、若き日の純と涼介に吉沢亮と清水尋也、純が育て上げた娘に清原果耶、若き純を窮地から救う自立支援施設の園長にベテラン、奥田瑛二がふんする。
プロデューサーの太田大は、企画意図を「平成最後の年明けとなる2019年の新春。一つの時代が終わり、裏を返せば新しい時代の幕開けでもあるこのタイミングに、希望を感じられる物語をお贈りしたいと思いました。そこで真っ先に思い浮かべたのが『レ・ミゼラブル』でした」と述べている。(編集部・石井百合子)
■原作「レ・ミゼラブル」概要
18~19世紀のフランス革命の時代を舞台に、一斤のパンを盗み19年もの間投獄されたジャン・バルジャンと、彼を執拗に追い続けるジャベール警部の30年間にわたる物語。脱獄したバルジャンは脱獄後、一人の神父と出会い改心し、別人に名前を変え成功を収めるも、ジャベールにより正体が暴かれ、再び逃亡。後半では身分を隠して血のつながらない娘を育て上げ、やがて時代の波にのまれていく。
フジテレビ開局60周年特別企画「レ・ミゼラブル 終わりなき旅路」は2019年1月6日夜9時~11時54分放送