佐藤隆太、丸刈り姿が公開 「手紙」で亀梨和也の兄に
俳優の佐藤隆太が12月19日にテレビ東京系で放送されるドラマスペシャル「東野圭吾 手紙」(よる9時)で、KAT-TUNの亀梨和也ふんする主人公の兄を演じることが明らかになった。併せて、佐藤が特殊メイクで丸刈りになった姿も公開された。
本作は2006年に山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカらキャストで映画化もされた東野圭吾によるベストセラー小説のドラマ化。犯罪加害者の弟となってしまった主人公・武島直貴(亀梨)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらもやがて自分の家族を持つまでの軌跡を、劇中で交わされる兄弟の手紙を通して丁寧に描く。直貴を支えるヒロイン・白石由実子には本田翼がふんすることも発表された。
直貴を大学に入れたい一心で強盗殺人の罪を犯し、服役中の兄・剛志を演じる佐藤は「物語の重要なポイントになる大変難しい役どころだったので、本音を言うと少し怯みましたね、自分に務まるのだろうかと」と不安を明かしながらも、「でもキーになる役を演じられるのは役者としては嬉しいことなので、ありがたく参加させていただきました」とオファーを受けた心境を告白。
兄弟を演じた亀梨については「初共演だったのですが、ほとんどお話できなかったですね。2日間しかご一緒できなかったというのもありますが、ドラマでの間柄上、あまり話さない方がいいとお互い思っていたと思うので……。そんな中でも少し話したのは、本当にしんどいよね、ってことでした。僕はたった3日の撮影だけでもしんどかったのに、亀梨さんは、この重いテーマの中で直貴というキャラクターに1か月間も添い続ける。本当に大変だろうなと思いました」と明かした。
監督は映画『神様のカルテ』シリーズなどの深川栄洋。佐藤は「原作はすごく有名ですし、映画にもなっているので、多くのファンがいらっしゃる作品だと思いますが、ドラマ版の監督は新たな試みをされる方なので、また違った『手紙』という作品に仕上がるんじゃないかと僕自身も楽しみにしています」と手応えを語っている。(編集部・中山雄一朗)