人気急上昇!岡田健史「中学聖日記」抜擢の理由
連続ドラマ「中学聖日記」(TBS系、毎週火曜夜10時~)で俳優デビュー作にして、有村架純の相手役に抜擢され、注目を浴びる岡田健史(おかだ・けんし)。有村演じる中学校教師に恋する教え子を好演している。そんなドラマの人気を左右する重要なポジションに知名度のある俳優を起用せず、新人の岡田に懸けた理由を、新井順子プロデューサーが明かした。
かわかみじゅんこの同名漫画に基づき、婚約者のいる中学校教師・末永聖(有村)と、10歳下の教え子・黒岩晶(岡田)、許されない恋に落ちた二人の顛末を描く本作。実年齢19歳の岡田が、中学生から高校生までを演じ分け(第7話時点)、端正なルックスに加え、新人とは思えない堂々とした演技が反響を呼んでいる。晶役のオーディションには1年かけたと言い、新井Pは岡田を抜擢した理由を以下のように述べる。
「まずはシンプルに、特定のイメージがないからです。晶にしか見えない、ということが重要だったので。当初は知名度のある俳優を起用する話もあったのですが、なかなか晶だと思える方がいなくて。それでオーディションを行い岡田君に注目したところ、まだ彼が芸能界に入ると決めていなかったので、再び他の候補を探して。そんな中、芸能界入りが決まったとのお返事をいただき、もう一度オーディションに来ていただきました」
岡田の真面目で頑固、スタッフに愛される性格、そしてまだ「すれていない」初々しさが晶にピッタリだったという新井P。しかし、彼を起用するには「芝居未経験」をカバーする体制が必須となり、演出を手掛ける塚原あゆ子監督にマンツーマンのレッスンを依頼した。
「岡田くんは、とても表情が良かったのですが演技は未経験で不安だったので、塚原監督にマンツーマンの演技指導をやってもらえないかと相談をしました。監督の快諾を受け、岡田君に決まった時から毎日レッスンをして、いろんな映像も見てもらいました」
放送後、岡田の人気が白熱するとドラマのエキストラ募集に応募者が殺到。ロケ中も彼の姿を見るために多くの人々が集まっているという。(取材・文:編集部 石井百合子)